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元自衛官の憂い The third

軍事的色眼鏡で見る世界 軍人は究極の合理主義者です。 合理主義者であるが上に、「人道」を忘れたり、犠牲にしたりすることがあります。 軍人は行動は計画的、本心を隠す、混雑する場所を避ける、計画的な金銭感覚、意志が固い、職場での信頼を得やすい、そして最後に家庭では扱いがぞんざいにされるです。 家庭ではぞんざいに扱われながらも、軍事的色眼鏡で見てしまう元自衛官の雑感などを書いていきます。
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  • :12/03/08:01

02111347 自衛隊による監視

自衛隊情報保全隊の内部文書が共産党に漏洩。共産党からリークされました。保全隊は共産党、社会民主党、ジャーナリスト等の報道関係者、市民、宗教者等の自衛隊イラク派遣反対活動、集会等を調査しており、調査対象には消費税、年金、春闘などの集会、団体等まで行われているとされ、裁判になりました。


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被調査者からは「憲兵政治の再来」と批判している者もいますが、大袈裟な表現です。

問題は監視されていたのは共産党系の市町村議会の議員等ですが、現実問題として彼らは監視下に置かれるべき存在であることは事実です。

たとえば、日本共産党は極左暴力集団「中核派(革命的共産主義者同盟全国委員会)」を敵視しています。日本共産党機関紙『赤旗』(2010327()「しんぶん赤旗」引用)では

“「革マル派」とか「中核派」などと名乗る団体は、凄惨(せいさん)な「内ゲバ」事件などをおこしてきた反社会的な暴力・殺人者集団であり、日本共産党とはまったく関係がありません。

 最近の彼らの言動をみると、国際的な無差別テロを賛美し、テロリストへの支持・連帯という主張をさけんでいます。

 2011年にアメリカでおこった3千人近くの人命を奪った911同時多発テロについて、「画歴史的行為」(「革マル派」機関紙「解放」01924日号)などとほめたたえ、テロ勢力との「連帯」までかかげてきました。

 日本共産党にたいしては、「テロ根絶」の主張について、口ぎたない悪口を投げつけてきました。

 彼らは、「革命」や「共産主義」などの言葉をかかげています。しかし、実際の役割は、国民の要求実現のたたかいと政治革新のとりくみを、暴力によって混乱させ、妨害することにあります。

 国民の期待と支持が日本共産党に集まることを恐れる支配勢力は、「共産主義」を掲げ、暴力行為をおこなう集団を、日本共産党とかかわりがあるかのように、反共宣伝に利用してきました。

 それは、反共右翼や警察がこうした集団に資金を提供してきたことや、警察が彼らの暴力行為を本気で取り締まろうとせず、「泳がせ」政策をとってきたことにも表れています。

 日本共産党は、彼らの暴力行為を、一貫してきびしく糾弾してきました。

 これらの集団が、「改憲阻止」などのスローガンをかかげて、憲法を守る人たちの運動の内部に入り込む策動をしていますが、民主勢力のなかでは、「統一行動の妨害団体」として、「共闘にくわえない」となっています”

だそうですが、かつては同じ穴の狢なのです。公安調査庁は開庁から一貫して日本共産党は調査対象としています。

派閥争いや主張の違いで仲たがいしただけなのです。

歴史をさかのぼれば、日本共産党は活発なテロを在日朝鮮人・中国人と共に行っていました。そうした行為を彼らの得意とする総括もせず、今ではテロとは無関係を装うことは許されるものではありません。

情報保全隊を訴えた市民団体ですが、宮城県仙台市を中心に活動しており、東日本大震災直後から3か月ほどはHP等のほとんど行いませんでした。2011年夏頃から活動を再開させますが、自衛隊の災害派遣活動の規模縮小から撤収の時期と符合するのはなぜなのでしょうか?

筆者は日本人特有の判官贔屓なところはありますが、自分たちが正当な主張をしているというのであれば、いついかなる状況であっても主張を続けるべきです。分が悪いと見るや主張を引っ込め自重する姿は醜悪であり、その主張に正当性があるか疑問を感じます。

それよりもなによりも怖いのは、保全隊の情報が共産党に漏れたことです。監視対象に漏れることは防諜機関としてあってはならないことです。情報保全隊は「盗み出された」と主張しているようですが、いずれにしても防諜機関が防諜できていない事実は変わりません。

どっちもどっちという言葉が浮かんできました。情けない限りです。

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