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元自衛官の憂い The third

軍事的色眼鏡で見る世界 軍人は究極の合理主義者です。 合理主義者であるが上に、「人道」を忘れたり、犠牲にしたりすることがあります。 軍人は行動は計画的、本心を隠す、混雑する場所を避ける、計画的な金銭感覚、意志が固い、職場での信頼を得やすい、そして最後に家庭では扱いがぞんざいにされるです。 家庭ではぞんざいに扱われながらも、軍事的色眼鏡で見てしまう元自衛官の雑感などを書いていきます。
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  • :09/07/18:48

08080545 ヒロシマ

今から74年前の1945(昭和20)年8月6日午前8時15分、一発の核兵器が街を消し去りました。生きとし生けるものすべてを焼き払ったのです。熱線、爆風による破壊しただけでなく、後々にまだ放射線による影響で被爆した人たちを苦しめました。




日本政府は広島、長崎への核兵器使用を大きく扱うことはありませんが、人類史上初の都市に対する核攻撃であり、アメリカは続く8月9日にも長崎に投下しました。広島は推定で35万人が滞留しており、このうち9万〜16万人超が被爆から2〜4ヶ月以内に死亡したものとみられています。数字が曖昧なのは、全てが灰塵にきし記録が焼失してしまっているからです。




恐るべき事実ですが、犠牲者が多過ぎて記録どころか記憶すら少ないのが原爆という名の核兵器の真実なのです。




被爆者が受けたものをご紹介します。


熱傷(やけど)


原爆が炸裂し熱線が放出されました。後に爆心から約600m離れた所で、瓦の表面が溶解し泡状になっていることが確認されています。推定でも2,000度を超えています。爆心から1,000m以内では5度といわれる重い熱傷で表皮は炭化し、皮膚が剥がれ落ちた状態となりました。




熱線による被害は爆心から3,500mまで及び、熱線で発火した家屋による熱傷被害も出ています。記録では爆心から20,000m(20㎞)以上離れていても、熱線により熱さを感じたとあります。




外傷


猛烈な爆風により家屋の建材やガラス等が散弾を放ったように襲いかかり、多くの重傷者も出した。戦後もこうした飛散物を取り除けず体内に残されたままの被爆者もいました。




猛烈な爆風で人体が吹き飛ばされ全身打撲、炸裂による気圧の急激な変化で衝撃波となり眼球の突出、内臓破裂、内臓の体外への突出などもありました。




あまりの惨状で言葉では伝わらないと思います。




放射線障害


単位をご説明します。1Sv(シーベルト)=1,000mSvです。7Sv以上の放射線を全身に浴びると死亡するとされています。広島の爆心では、γ(ガンマ)線103Sv、中性子線141Sv、爆心から500mでγ線28Sv、中性子線31。5Svと推定されています。爆心から1.5㎞離れた場所で、被爆者の顎の骨から推定9.46Svの放射線が検出されています。熱線、爆風、放射線と広島・長崎市民に死の三重苦を与えたのです。




以上のものは、資料を検索すればでてくるもので、ご存知の方もいらっしゃるでしょう。筆者の心に突き刺さるのは、被爆して生き残った人が様々なストレス障害だけでなく、日本人による差別に遭ったことです。東日本大震災による東京電力福島第一原発事故でも、差別が横行していました。




原爆では、被爆者の三人に一人が罪の意識にさいなまれているとの結果が出ています。自分だけ助かり、他者を助けられなかった。水を求める人に応えてあげられなかったなど、第三者が聞いても心に突き刺さる想いです。




連合軍による占領中、原爆の報道統制が敷かれ同じ日本人が原爆被爆者を差別するという忌むべき歴史が刻まれます。被爆(放射線を浴びた)者は、「放射能をうつす」と信じられていました。報道統制による情報不足が差別の原因の一つになったのかもしれませんが、21世紀になっても福島第一原発事故でも周辺から避難する人を差別したのですから、これは完全に日本人の「心」の問題でしょう。情けない限りです。




昭和30年代、「広島県出身」と口にすると「ピカを受けたのか?」と当たり前のように聞かれたそうです。被爆者であることを告げると、就職できないこともあったそうです。




保守層から「立派なニッポン」を賛美する言葉をよく耳にしますが、どこがご立派なのかさっぱりわかりません。ご立派なニッポンが福島県の避難者を差別しますか?   保守層の方、説明してください!




最悪です。アメリカが核兵器を頭上で炸裂させ、どうにか生き延びられても、同胞から差別されるなんて。耐えられる方いますか?   これが当然だと言える方がいますか?   核廃絶もけっこうなことですが、日本人はまず差別したことを総括し、新たな核兵器廃絶を訴えるべきではないでしょうか。


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07020410 厄介ごと

本物のエアバスA-400M見ちゃいました!(興奮)


デカい!  羽田でボーイング767と並んで駐機されていましたが、大きさでは見劣りしませんでした。所属は確認できなかったのは残念ですが、G20 関連で飛来したと思われます。運用はイギリス、ドイツ、フランス、トルコですから、この4ヶ国のいずれかです。ちなみに空自C-2より全長は長いです。




ちょっと興奮気味です。トランプ大統領と安倍さんは、しょせんはうわべだけのお付き合い。ファーストネームで呼び合うから、親しいなんていうのは日本人のそもそもの勘違い!   いつまでトランプのマジックにしてやられたら目が醒めるのか。




トランプ大統領が訪韓し板門店で電撃会談が行われました。表向きはトランプ大統領がDMZ(非武装地帯)を訪れる際に、北朝鮮の金正恩に会談を呼びかけ実現したとされています。




そもそもトランプ大統領のTwitterで会談が実現したなんて、信じることはできません。下準備が練られ、最終的に金正恩の決断したというのが極めて常識的な見立てです。




臭い話ですが、会談が実現し金正恩が「Twitterを見て驚いた」とのたまわったそうですが、驚かされるのはこっちです。金正恩がTwitterを見るなんて、ちょっと信じられません。情報ダダ漏れトランプTwitterは、北朝鮮の諜報機関がモニターしているのでしょう。そこから、金正恩に報告が上げられたと私は見ています。




トランプ大統領は「再選を目指す」と言った途端、反トランプ派は反対の大合唱。再選で勝ちたいトランプ大統領は、成果が上がることはないG20よりも、米朝会談をネタにしたかったのでしょう。〝オレのTwitterが会談を実現させた!〟〝オレってグレートだろ!〟と思っていることでしょう。金正恩にしても、食糧事情等を考えれば限界が近付いています。不調に終わったとはいえ、次の米朝会談を模索していたはずです。文在寅は使えないし、自分から折れるわけにはいかない、今回の会談は互いの思惑から実現したのでしょう。トランプ大統領も金正恩もトップ会談大好きですから、そんなことからも会談が実現したと見られます。結果なんて二の次です。どちらも〝会ってナンボ〟なわけですから。




残念なのは、会談が実現して“あの男”の評価がどこかに吹き飛ばされたことです。G20でまともに日本に相手にされず、帰国したら弾劾の可能性すらあったのです。それが、トランプ訪韓+米朝首脳会談+オレの手柄=文在寅はしばらくは波風は落ち着いていることでしょう。




“あの男”の政治生命が断たれるチャンスだったのですが、今回の米朝会談で生き延びることになるでしょう。厄介です!




私は、これが「国益」ですから、米朝首脳会談が実現したことにはどうこう言うつもりはありません。ただ、“あの男”が生き延びてしまうことは、日本はもうしばらくは厄介ごとが消えないということになります。

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06242105 選挙なんかやってる場合?

アメリカからイランへの攻撃10分前に、トランプ大統領が決断して攻撃を中止したとのニュースが流れました。日本は至って冷静。どうして冷静でいられるのか私には不思議でなりません。




イランとアメリカが開戦すれば、主戦場はペルシャ湾となるのは明白で、トランプ大統領のメッセンジャーを気取ってイランを訪問した安倍さんは、開戦となれば日本関係の船舶もイランから攻撃を受ける可能性が飛躍的に高めてしまいました。つまり、安倍さんの大失態です。でも、なぜか日本は冷静です。




アメリカが開戦に踏み切れば、日本の重要なエネルギー輸送ルートであるペルシャ湾ですから、アメリカは応分の対応を求めてくるのは明白です。ここで、腹立たしいのはアメリカにとってペルシャ湾はほとんど価値のないエリアだということです。




ペルシャ湾(ホルムズ海峡)はアジアのエネルギー輸入国(日本、インド、韓国、中国等)にとり、まさに生命線となっています。2013年の資料では、世界の海上石油交易量の約30%がペルシャ湾のホルムズ海峡を通過し、この内の85%がアジアで使用されています。世界で最も重要なチョークポイント(戦略的に重要となる海上水路)なのです。




ホルムズ海峡(ペルシャ湾)警備はアメリカ海軍第5艦隊が担当しています。世界の警察官の名残です。




イランとアメリカが開戦したとしても、普通に考えれば、アメリカとイランの問題なので…と日本はサッサと中立を表明すれば良いだけのことです。しかし、この国は敗戦直後からの進駐軍とアメリカを崇めることに集中するあまり、日本の国益を二の次に星条旗に忠誠を立ててきました。




与野党政治家の誰もこうしたポチ外交に疑問を持たない。“戦後レジームからの脱却”?   自分で進駐軍の最高司令官殿とぬかずいておきながら、よくもこんな白々しいことを安倍さんは言えたものです。腹の中が見えます、「国民なんて何もわかってないから(笑)」です。




蓮舫さんにF−35を爆買いすると息巻く政府に、国会で「2番(の性能)じゃダメなんですか?」と尋ねて欲しかった。




与党は国民を馬鹿にしていますし、与野党議員は自分たちの主義主張に酔い痴れてるだけ。お勉強もせず孤独を楽しむ孤立主義者の集まり。こんなのが何百人集まったところで、日本のための政治なんて出来るはずがありません。




アメリカに忠誠を誓うのは、「核の傘」と与党(下手をすれば野党)議員が言うでしょう。世界で唯一の核兵器の被爆国でありながら、核兵器を日本に使ったアメリカの核兵器を当てにしているという矛盾に気付かない。威勢が良いだけの勉強不足の保守派からは、核保有なんて物騒な話が飛び出してくる始末。




アメリカの核の傘が無くても、唯一の核被爆国としてのやり方があると思うのですが、全く眼中にありません。保守派もおバカさんが多いので考えもつかないのでしょう。




イランとアメリカが戦争になれば、70年代のオイルショック以上の混乱が起きるでしょう。年内に始まれば、オリンピックも吹き飛びかねません。東京オリンピックは、辞退しての次の機会という前科がありますから、今回もまた同じパターンにはまる可能性もあります。消費税アップで、国民がアップアップしてるところに、戦争でオイルショックと来れば日本経済は瀕死の状態になるのは目に見えています。




オイルショックで日本に何が起きたか、知らない世代の方のためにざっと書いてみます。




○オイルショックとは関係ないトイレットペーパー、洗剤などの買い占め騒動


   紙不足で週刊誌や漫画雑誌はページ数が極端に減らされ、小冊子程度のページ数になる。書籍はページ内に多くを収めるために行数を増やす。




○コンコルド(ご存知でしょうか?   世界初の超音速実用旅客機です)の発注取り消し。


   コンコルドは速度重視のため燃費は全く考慮されていませんでした。燃料浪費と目の敵にされ、細々と開発した英仏が使っていました。




○マツダの経営危機


   ロータリーエンジンの実用化で世界的に注目されていたマツダですが、ロータリーエンジンは燃費が悪く、マツダはロータリーエンジン搭載車を減らしていくことになりました。




○原発整備


   石油火力発電所から原発に移行するよう政府が主導で整備を急がせました。このような言い方は適切ではないかもしれませんが、原発事故はいわばオイルショックが遠因だったわけです。




細かなことはたくさんあります。


・デパートのエスカレーター運転中止。


・ネオンサインの早期消灯。


・ガソリンスタンドの日曜日休業。


・鉄道事業者における最終列車の繰り上げ処置。


・地下鉄事業者の駅の照明間引き。


・日本プロ野球、照明の消費電力をセーブするために平日のナイターを19時前後開始から18時前後(遅くとも18時30分までに)開始に繰り上げ、また週末・祝日は極力薄暮を含めたデーゲーム(夏季除く)で開催するようにした。


・トヨタ自動車や日産自動車、マツダなど主要自動車メーカーが、一斉にモータースポーツからの撤退。


・テレビ深夜放送の休止。特にNHKは教育、総合両方ともに23時以降の放送を休止と日中(総合ではUHFテレビ試験放送を含め月曜日から金曜日の15時-16時台前半。なお、国会中継や高校野球中継が行われた場合は休止時間帯でも放送されていた。教育では14時30分-17時30分の内1-3時間)の放送休止。




これと同じ事が起きたら、やはりオリンピックどころではありません。それでも政治家に騙されて、冷静でいられますか?

 

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06230150 トランプの親イスラエル政策に巻き込まれるな

イラン核合意から離脱したアメリカ。一気にイランとの関係が緊張状態となっています。どこぞの間抜けな首相が、したり顔でイランを訪れてメッセンジャーボーイをやりましたが、文在寅同様なんの成果も挙げられずに終わりました。
 
トランプ大統領が合意離脱を表明すると、これを支持したのはイスラエルとサウジアラビアだけでした。この二国、イランとは犬猿の仲。というより、敵対関係にあり小競り合いを繰り返してきました。
 
イラン核合意に参加したイギリス、フランス、ドイツ、中国、ロシアはいずれも合意離脱に反対し非難しています。なぜ、アメリカの離脱に非難するのか。簡単なことです、イランは核合意を遵守しているからです。トランプは世界のチンピラです。オバマ大統領までは世界の警察官だったアメリカですが、今やアメリカ(トランプ大統領)は世界のチンピラです。あっちを脅し、こっちには因縁をつける。むしり取れるものは何でもむしり取る。
 
トランプ大統領の合意離脱表明を受け、IAEA(国際原子力機関)の天野事務局長は「現時点では、イランは核開発に関する合意を遵守している」とのコメントを発表しました。
 
したり顔で出かけた首相殿、実は因縁つけた方(トランプ大統領)を説得し事を荒立てないようにイランに出かけたのではなく、因縁をつけられたイランに行って「トランプ様はお怒りです」なんて言ったところで、イランが“ハイ、そうですか”で済ませますか?
 
歴史的にもイギリス・アメリカに搾取され続け、国を破壊されたイランにとって、アメリカ(大統領)が因縁をつけてきたとなれば受けて立つのはごく当たり前のことです。トランプさんの顔色を伺い、ご機嫌取りしている首相とは大違いです。
 
天野事務局長のコメントは続きがあります。「イランは核合意により、世界でも最も強力な監視体制下に置かれている」と語り、トランプ大統領が因縁をつけていると暗に示しました。
 
合意を守ってきたイランとの関係を、なぜトランプ大統領は壊すのでしょうか。
 
トランプ大統領は、合意はイランの①核開発計画を期限付きでしか制限していないこと。②弾道ミサイル開発を制止していないこと。③核合意後、中東全体にイランが武器などを売りさばき1000億ドルの収入を得たこと。以上のことを合意離脱の理由と説明しました。
 
9.11テロ後、アメリカはアフガニスタンで戦争を始め、02年には「イラクに大量破壊兵器がある!」と言い出し、イラクを完全に崩壊させました。イラクがどのような政治体制下にあったとしても、これは許されることではありません。後々になって、イラクを叩き潰した結果を招いた「大量破壊兵器ネタ」は間違いだった(嘘だった)ことをアメリカは認めています。ガセネタで一つの国を崩壊させてしまうのですから、良識を疑ってしまいます。
 
実はアメリカ では当時、アメリカ産の原油は2010年代後半には枯渇すると言われていました。つまり、アメリカは喉から手が出るほど石油が欲しかったのです。 石油欲しさに戦争しちゃうなんて、『陰謀論』扱いされると思いますが、前FRB(米連邦準備制度理事会)議長のグリーンスパンさんが回顧録で、暴露しています。石油だけで戦争を始めたわけではありませんが、理由の一つとして石油があったのは事実です。
 
イランもまた石油資源大国です。子ブッシュはイラクの次にイランを狙っていましたが、イラク情勢が安定せず完全に泥沼化した上に、新たなテロ組織まで生み出してしまい二進も三進も行かない状態になりイラン攻撃を諦めました。
 
アメリカにシェール革命が起きると、 状況が一変します。オバマ大統領時代は、中東がどうなろうと関心を持たなくなりました。そのため、アメリカとイスラエルの関係がギクシャクします。安倍さんも戦闘機などのアメリカ製兵器の爆買いなどしないで、アメリカからガスや原油を輸入すればトランプ大統領も何も言わないと思うのですが、外交・政治の理由なのだと思います。
 
イスラエルとの関係がギクシャクしているところに、イラン核合意が決まりイスラエルとサウジアラビアは怒り心頭となります。アメリカは“資源があるから中東はどうでも良い”とイスラエルとサウジアラビアには映ったのだと思われます。
 
差別主義者のトランプ大統領ですが、実は親ユダヤ(イスラエル)派なのです。イスラエルのネタニヤフ首相とは昵懇の仲。娘のイヴァンカさんのご主人はユダヤ人で、結婚時にイヴァンカさんはユダヤ教に改宗しています。となれば、親ユダヤになるのも当然です。在イスラエル大使館をエルサレムに移転したのも、イラン核合意からの離脱したのも全てがイスラエルへの配慮だと見て間違いありません。イランと開戦寸前だったとの報道もありますが、自分の好みのためには世界を戦争に巻き込んでも平気というのは大統領ではなく人としてどうかというものです。ゴマスリで国賓扱いして、私たちはのん気に手を振っている場合ではなかったのです。独裁者に手を振った皆さん、自分を許せますか?
 
ちなみに、ペルシャ湾はアメリカの輸出入のルート(シーレーン)ではありません。ペルシャ湾で戦いが起きても、アメリカには全く影響はないのです。ペルシャ湾を使いエネルギーを輸入する日本は、ペルシャ湾で戦いが起きれば国家存亡の危機に直面します。
 
アメリカがイランと開戦すれば、アメリカは日本に参戦をも求めてくるのは明らかです。なにせ、安倍さんはアメリカ側に立ったメッセンジャーボーイをやらかしていますので、ここで断ることなどできないでしょう。トランプ大統領のご機嫌を損ねたくはないでしょうし。
 
こんなことで良いのでしょうか?
国益は国によって全く別物です。メッセンジャーボーイを気取って、ノコノコ出かけて行き、成果が上がれば衆参同日選挙を目論んでいたのでしょう。『私の外交の成果です!』と言えますので。しかし、成果が出ず帰国した安倍さんはアピールできるネタが無くなり同日選挙は回避しました。
 
それよりも何よりも、日本はこの時点でアメリカ側に立ってしまっています。日本のアメリカへのゴマスリ外交をさらしてしまっただけでなく、戦争ということにでもなれば、何もできなかったばかりか、世界から戦争を誘導した責任を問われます。
 
野党の皆さん、現実を国民に示してください。安倍さんは能力も無いのに、上手く立ち回っているだけだと。トランプ大統領は、近代以降最も危険な大統領だと言ってください。戦争を回避できないまでも、世界から尊敬される国になれるチャンスは残されています。
 
でも…再選を目指すと口にしたトランプ大統領は、イランとの戦争は避けるでしょう。ギリギリまで行ったように見せて、〝私の決断で戦争を回避した〟とふれ回り再選へのアピール材料にすることでしょう。しかし、それはイランがどこまで我慢してくれるかという危険な賭けです。

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06170127 日本は試されている

ホルムズ海峡を航行中のタンカー二隻が攻撃を受け、船体が損傷しました。うち一隻はケミカルタンカーで日本の海運会社により運航されていたもので、日本国内に波紋が広がっています。
 
私は陰謀説信者ではないつもりですが、今回の事件をイランが企図したものだとアメリカは非難していますが、現在開示されている証拠は証拠といえるレベルのものではなく、イランの存在を裏付けるまでは至っていません。
 
この攻撃に日本に対する攻撃にあたるとする意見が見られます。お勉強不足です!
 
日本の海軍会社が運航している=日本の船かというと、そうではありません。
 
そこで、まず「旗国(きこく)主義」ということをご説明します。
 
地球の海は70%を超える面積を持っています。残りの約30%が陸地ですから、陸地はさほど大きくはありません。海には「公海」と「領海」という考え方が適用されています。
 
「公海」はどの国にも属さない、誰もが自由に使える海域です。「領海」は領土に接する海の延長上に設けられる海域です。領土の延長上ですので、領海はその国の領土と同じとされます。領海は3海里とされ、約5,556m(5.5km)しかありません。
 
公海はどの国にも属さない→いかなる国の主権を及ぼさないということになります。自由に使える海域=無法地帯となってしまいます。公海で秩序を維持するために考えられたのが、公海を航行する船舶はその船の船籍登録された国が管理し、公海の秩序維持を図ってきました。これが、「旗国(きこく)主義」と呼ばれるものです。
 
公海を航行中の船舶に、その船舶の船籍登録先の国の法律が適用されるというものです。船舶の旗国主義にならい、航空機でも同様の考え方が適用されています。
 
日本の刑法でも、自国船舶・自国航空機内における犯罪に対し、国籍を問わず自国の刑法を適用するとしています。
 
今回、攻撃を受けた日本の海運会社が運行していたタンカーは、パナマ船籍のため攻撃を日本が攻撃された見なすことはできません。日本の会社がパナマに支店を出店し、そこで事件に遭ったと考えるとわかりやすいと思います。どこかの野蛮な国のように、「愛国無罪」は通用しないのです。
 
ご説明した通り、パナマで起きた事件だと考えてください。岩屋防衛相が記者会見で、「極めて重大な関心を持って情報収集を続けている」「現時点では自衛隊へのニーズは確認されておらず、本事案に対処するためにホルムズ海峡付近に部隊を派遣する考えはない」と語りました。
 
これっておかしな発言です。“日本企業が運航するタンカー”ではありますが、あくまでも主権はパナマにあります。自衛隊派遣を云々するのは、パナマで起きた事件にパナマの警察は信用できないから日本の警察が捜査するというようなものです。これを国際常識では「主権侵害」と言います。
 
会見で岩屋防衛相は「現時点では自衛隊へのニーズは確認されておらず、本事案に対処するためにホルムズ海峡付近に部隊を派遣する考えはない」と語ったそうですが、そもそも日本がしゃしゃり出る理由も無いのに、なぜこのような発言をしたのでしょうか。仮に記者の質問に答えたとすれば、記者も岩屋防衛相も「旗国主義」を知らないことになります。
 
ヨーロッパで船舶事故があり、その事故で多くのとある国の人が犠牲になりました。この事故を受けて、潜水救助チームをわざわざ派遣したとある国。自国民を救助する名目はわからなくはありませんが、事故の起きた国にも相応の専門家チームがあるはずで、そこまでするのはおこがましいと私は思いました。「友達なくすよ」そんな言葉をとある国くに掛けて上げたいです。
 
日本も一歩間違えば、ホルムズ海峡の事件でおこがましい行動に出る可能性があります。国として、責任を果たすために犠牲になる人材は必要悪ですが、必要なのは事実です。ボタンを掛け違ったまま事態の推移に応じていると、責任だけでなく信用すら失ってしまいます。
 
旗国主義を知らない防衛大臣、旗国主義を知らず防衛相に群がる記者。日本の将来は、明るいものではありません。私たちが注意を怠ったら、事は一気に進みます。

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