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元自衛官の憂い The third

軍事的色眼鏡で見る世界 軍人は究極の合理主義者です。 合理主義者であるが上に、「人道」を忘れたり、犠牲にしたりすることがあります。 軍人は行動は計画的、本心を隠す、混雑する場所を避ける、計画的な金銭感覚、意志が固い、職場での信頼を得やすい、そして最後に家庭では扱いがぞんざいにされるです。 家庭ではぞんざいに扱われながらも、軍事的色眼鏡で見てしまう元自衛官の雑感などを書いていきます。
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  • :07/23/04:19

08010858 中華思想に毒された国

オリンピックの結果に激しく反応する「中国人」。
SNSなどを見ていると、日本人のとメダル争いになると目の色が変わります。
日本人に負けることは、民族の恥とでも思っているかのようです。
ボイコットを叫んでいながら、ノコノコやって来た国「韓国」ですが、この二つの国ですが笑ってしまうほどそっくりです。韓国は流石に、SNS上では目立った日本批判は中国に比べるとおとなしいです。
正直なところ、中国人、ことに漢民族の狂気じみた自民族中心主義思想は恐怖です。
中国共産党政府(以下、「中共政府」)の新疆ウイグル自治区の弾圧はさることながら、移住した漢民族の一般人が民族差別しているのには驚かされました。それを中国警察当局は無視。新疆ウイグル自治区は、ナチ政権下のドイツのような有り様です。もしかしたら、それ以上かもしれません。

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歴史を紐解くと、ウイグル人たちは中共政府による様々な弾圧が繰り返し行われて来ました。
 
ウイグル人たちは、かつてはソ連と中華民国との間で翻弄され続けてきました。国共内戦の決着がつくと中共政府はウイグル政府要人を北京へ招待しました。当時の名だたる指導者11名を乗せた航空機はソ連領内で墜落。指導者を失ったウイグル政府は中共政府に併呑されてしまいます。
 
人民解放軍の進駐で中共政府に反動的ウイグル人は粛清されますが、これまで民族独立のために戦ってきウイグル人たちは簡単に諦めることはせず人民解放軍との戦いが続きます。人民解放軍は弾圧と粛清を繰り返します。
 
文化大革命が終わり改革開放が始まると、新疆での経済搾取が始められます。
 
この土地は肥沃で綿花、トマト、ホップなどの農産物、石油・ガスなどの天然資源に恵まれ、漢族は植民地であるかのようにしていきます。
 
このような状況にウイグル人たちは強く反発しますが、イスラム原理主義の台頭で独立運動も活発化。
 
改革解放が進むと、中共政府は新疆ウイグル自治区に漢族の移住を促進させます。漢族によるウイグル族の支配強化です。
 
ウイグル族と漢族の貧富の差は拡大し、独立運動は先鋭化します。
 
しかし、リベラルな胡耀邦時代、ウイグル人による武力抵抗事件は無くなりますが、胡耀邦が失脚すると再ぶ武力抗争が再開します。
 
1991年、ソ連崩壊により中央アジアの国々が独立すると、これに刺激を受けた新疆のウイグル人たちは独立運動を活発化させます。1990年代は、イスラム原理主義の影響を受けたウイグル人の若者たちが武力抵抗に走り、中共政府は容赦ない武力鎮圧に出ます。この中共政府の対応で、無関係なウイグル人市民が数多く巻き込まれてしまいます。
 
9.11アメリカ同時多発テロが起きると、中共政府はこれを利用します。ウイグル人たちをテロリストとして「テロとの戦い」と世界に公言するようになりました。
 
当時のウイグル人による事件は、漢族による経済搾取、一人っ子政策による強制堕胎への反抗などでした。漢族も同様の抗議運動を行なっており、ウイグル人たちによる抗議運動が激しいものではありませんでした。
 
しかし、東トルキスタン独立運動が激しくなると、中共政府は庶民の抗議運動を「テロ」として見なすようになります。
 
2009年7月に起きた「ウルムチ事件」は、漢族の傲慢さを物語るものでした。
 
100人以上の漢族がウイグル人を集団暴行し殺害。しかし、中共政府は事件処理を曖昧に済ませます。公平な判断を求めるウイグル人たちのデモに対し、武装警察が銃撃し多くのウイグル人たちの命が奪われました。中共政府はウルムチに住むウイグル人男性を手当たり次第に拘束、連行し多くのウイグル人男性が自宅に戻ることがありませんでした。
 
ウイグル人と漢族の貧富の差は、当時、自治区の責任者による汚職体質が原因であったと思われます。当時の中共政府指導者胡錦濤は融和政策を執るように指示しますが、ウイグル人たちによる抵抗運動は激化し、習近平が指導者に就くと胡錦濤の弱腰政策がウイグル人を増長させたと批判します。
 
習近平はウイグル人の全てがテロリストになり得るとして、再教育が必要と考え、ウイグル人の監視、洗脳を強化しますが、一歩進んだ民族絶滅とも言える管理政策に出ます。
 
このように、自民族優越史観は絶対に許されるものではありません。
 
こうした思考はナチズムと同じであり、人類の敵です。
 
もし、我々日本人が中共政府の支配下にでも置かれるようなことが起きれば、ウイグル人と同じ扱いを受けるのは明白なのです。
 
中華思想などという時代錯誤の思想に毒され、その子分を気取る朝鮮民族。私たちは危機的状況下にあることを認識すべきです。
 
コロナ、オリンピックで揺れている場合ではないのです。
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