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元自衛官の憂い The third

軍事的色眼鏡で見る世界 軍人は究極の合理主義者です。 合理主義者であるが上に、「人道」を忘れたり、犠牲にしたりすることがあります。 軍人は行動は計画的、本心を隠す、混雑する場所を避ける、計画的な金銭感覚、意志が固い、職場での信頼を得やすい、そして最後に家庭では扱いがぞんざいにされるです。 家庭ではぞんざいに扱われながらも、軍事的色眼鏡で見てしまう元自衛官の雑感などを書いていきます。
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  • :07/27/23:34

01071403 国を守る理由

芸人さんが、「尖閣諸島を明け渡す」と発言したそうです。



非武装中立まで持ち出していたそうですが、「非武装中立」を唱える日本人の中で、非暴力・不服従まで受け入れることを考えている人はどれだけいるのでしょうか。



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「国を守る」という言葉に違和感を持つ人は少なくないでしょう。



これは、かつての戦争を想起させるからでしょう。でも、これはGHQによる洗脳(このような表現は使いたくありませんが…)の賜物です。



実は国を守ることを明確に説明したのが、ヘンリー・キッシンジャーです。



キッシンジャーは、ある条件下では〝国を守る必要性は生まれない〟と言っています。キッシンジャーは国家体制を二つに分けています。



「正統なシステム」と「革命的なシステム」です。


 


正統なシステム:互いに根本的な正統性をもっていることを認め合う故に、他国を傷つけたり、その生存権を脅かすことはしない。互いに武力行使に至るような、敵となることはない。そうしたことで、国を守るために戦う必要性は生じないというものです。



一方、革命的なシステムは現状に満足していない国家で、こうした国は不満な現状を打破しようと試みるため、常に紛争に関係していくことにななり平和共存はこうした国を満足させることはなく、自らの正義を追及し続けます。



全ての国家が「正統なシステム」で機能していればいいですが、そうでない国も存在しています。



その国は、北朝鮮で中国です。遠く離れていれば問題はありませんが、残念ながらともに日本の隣国です。



「革命的なシステム」を持つ国家では、彼らは領土を拡大させるだけが目的ではありません。彼らは現状に不満を持ち、それは相手国の正統性への疑念へと発展していきます。そうした面では、北朝鮮や中国だけでなく韓国も含むべきかもしれません。



こうした国は領土問題で譲歩するのは、自分の国家の正統性を傷つけることになります。



仮に尖閣諸島を中国に譲れば、日本は正統なシステムの国家ではないと中国は考えます。そして、彼らの正統なシステムを我々に押し付けてくることになります。



それが何を意味するかは、皆さんで考えて欲しいです。日本は危機的状況なのは間違いありません。

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