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元自衛官の憂い The third

軍事的色眼鏡で見る世界 軍人は究極の合理主義者です。 合理主義者であるが上に、「人道」を忘れたり、犠牲にしたりすることがあります。 軍人は行動は計画的、本心を隠す、混雑する場所を避ける、計画的な金銭感覚、意志が固い、職場での信頼を得やすい、そして最後に家庭では扱いがぞんざいにされるです。 家庭ではぞんざいに扱われながらも、軍事的色眼鏡で見てしまう元自衛官の雑感などを書いていきます。
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  • :07/26/17:26

01041529 2018年 北朝鮮問題

日本は北朝鮮が今後、どう動くか注視し続けなけれななりませんが、世界ではエルサレム問題があり中東情勢が一挙に軍事行動につながる可能性もあります。



最悪なことに、どちらも主役になっているのはあの国の大統領です。火遊び、暴言大好きの大統領閣下です。



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 日本国内では北朝鮮の弾道ミサイルに備えて、様々な場所で訓練が行われるようになりました。



 何が起きるかわからないのですから、ミサイル着弾に備えて「訓練」をすることは必要ではありますが、避難訓練だけで済まないはずですが、日本政府はそこまで踏み込んだ訓練は考えていないようです。それでいいのでしょうか?



 北朝鮮の弾道ミサイルが日本に向けて発射されるには大前提がありますが、それはなぜか論じられていません。ぶっちゃけ、そう簡単にはミサイルは発射されません。



 だからといって訓練しなくとも良いとは言いません。



 北朝鮮問題は、一時は韓国の極東への投資を期待してロシアは韓国に接近しましたが、期待したほどの投資は行われず、ロシアは冷え切った露朝関係を改善させ、現在は北朝鮮を対米外交カードに使おうとしています。



 中国はというと、何を期待しているのか推測はできない状態です。こうしたことから、中国は北朝鮮問題を演出している可能性を口にする識者もいます。



 ぶっちゃけ、日本は10年ほど前に北朝鮮の(核)弾道ミサイルの射程圏に入っていましたが、北朝鮮がアメリカ大陸を直接攻撃できるミサイル開発が現実化してようやく事の重大さに気が付いたような状態です。さらに不幸なことは、韓国に広まる対北朝鮮平和ボケです。北朝鮮の挑発(刺激)に慣れてしまい、〝また始まった〟といった程度の認識しかされていないことです。



 アメリカにとっては、極東のカルトな小国に脅されているというアメリカ史上初めての経験ですから、アメリカがどのような反応をするか推測することすらできません。



 今後、アメリカはどう動いて来るのか。


1、対話→北朝鮮の核兵器黙認


2、中国を使い圧力を加える→非核化よりも中国は体制維持を優先


3、軍事行動→日本(人)が甚大な被害を受ける



 考えたくはありませんが、いずれにしても日本から北朝鮮の脅威が薄れる、無くなることは全く無いのです。



 本気で日本が北朝鮮問題を解決、もしくは鎮静化する方法が無いわけではありません。



 実際に実行するかどうかは別にして、日本が核開発を宣言することです。



 日米安保に強い影響を及ぼすことは確実ですが、一気に米中が対北朝鮮行動を打ち出すことでしょう。あり得ないことですが、日韓が共同で核開発を表明すればさらに効果は高まります。ロシアも動かないわけにはいかなくなり、米中露が活発に対北朝鮮政策が一気に動き出すことでしょう。個人的には、日本の核開発(武装)は反対です。



 いずれにしても、北朝鮮問題を解決するのは容易ではありません。あの大統領が加わり、問題は厄介なことになっています。昨年以上に、事態は緊迫化していることだけは事実です。  

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