元自衛官の憂い The third
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10180929 | トイレットペーパー騒動から見える平和ボケ |
自衛隊滋賀地方協力本部が、自衛官募集案内を印刷したトイレットペーパーを滋賀県高島市内の6校の中学校に配布していたことが明らかになりました。
安保法制で注目されている自衛隊ですから、たかがトイレットペーパーで騒動になっています。筆者は保守ではあありますが、右翼ではありません。左翼の人たちを見ていると、笑ってしまうようなことが多々あり、今回もまた笑ってしまうものです。
まず、トイレットペーパーを使った募集案内を作った自衛隊のセンスと、それをいちいち取り上げて騒ぐ共産党の〝センス〟は似たようなものだということです。
ネット上では「形跡を残さず洗脳しようとしている」との左翼思想に染まった非難があるそうですが、被害妄想もここまでくるとただの病気というものです。
安全保障法制で注目されているこの時期ですから、トイレットペーパーを作ったセンスと、それを配ったタイミングが問題です。
国会と現場の認識のズレと言うか、乖離があるように感じます。
トイレで使う消耗品に募集案内を出しても、面白がることはあっても、しげしげと見ることなどあるでしょうか。その程度の物を募集広告にしてしまうのは尋常なものではありません。
その程度の物で「洗脳」などと言ってしまう左翼意見者もまた尋常な物の見方ではありません。
自称、元自衛官を父に持つという警備員さんをネット上で見つけました。この方、〝国民が「防衛・防衛」と騒いでいるような国は、むしろおかしい国じゃないでしょうか〟と発言しています。
〝国民の理解や応援がなくたって、自衛隊は今まで高い練度と士気を維持してきたじゃありませんか?
その証拠に、自衛隊は国民の理解や協力など求めてはいません。
妨害や無駄な手出しといった、「邪魔」をしてくれなければいい、つまり、無関心でいてくれることが、自衛隊にとってはありがたいわけですよね〟
ちにみに、自称「右翼」に近いようです。
わかってない!の一言です。
筆者は大規模な災害があると、災害派遣に反対する左翼思想家たちを見て思うのですが、それならば600万人の労働者を抱える労働組合が災害救助やボランティアとして現地に向かわせるべきだと思ってしまいます。
たかだか24万人程度の自衛隊の25倍もの人員を持つ労働組合が、なぜ何もしないでいられるのか不思議でなりませんが、実のところ彼らは「無関心」なわけです。
同胞が苦しんでいても、自分さえ良ければ、苦しんでいる人などどうでもいいのです。
東日本大震災による原発事故で、福島の人に対する心無い誹謗中傷がありましたが、これもまた同根にある無関心です。悲しいことです。
狭苦しい島国に暮らしていながら、自分さえ良ければ、何がどうなっても平気いられるのです。そのためには、他人を傷つけようが、他人を踏み台にしようが関係ないという発想なのです。
ネット上では、震災で日本人が世界中の人たちから賞賛されたなどとの放言が目立ちますが、賞賛されたのは〝被災地〟の日本人であって、それ以外の日本人は賞賛されていません。
こうした小さな認識の差が、大きな錯覚を生んでしまっているのではないでしょうか。
その結果が、トイレットペーパーを作った自衛隊であり、それを洗脳だと主張する左翼の人ではないでしょうか。どっちもどっちです。残念ながら…。
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