元自衛官の憂い The third
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07171439 | かつてはテロリストを輸出した国だった |
テロが起きると決まって、日本人が標的になったのかと必ず論じられます。日本人が標的になったかどうか、論じることは必要なのでしょうか。
韓国系米国人の証言で、「日本人だから撃たないでくれ」と命乞いしたとされています。これは、「日本人でも殺されてしまう」という厳しい現実に直面しているかのように思わされます。
でも、「日本人だから撃たれない」というのは何を根拠にしているのでしょうか。
憲法9条? 平和主義? 親切? 世界中で援助している? マナーが良い? 真面目? だから、日本人はテロの標的にはならないと思い込んでいるからでしょうか。日本人といえば、どこに行っても歓迎されると思い込んでいるだけではないでしょうか。
確かに海外に行くと日本人は良いイメージを持たれています。でも、それは〝カネ〟という「円」という影響があればこそです。
とある国の山奥に潜んでいた(?)ことがありますが、そこは日本人など訪れることもなく、太平洋戦争以来「日本人」など見たことない!というような所でした。
私が街を歩けば、私の後をストリートチルドレンが数人付きまといました。近所のおばさんたちは、初めて見る日本人を見にやって来ました。
でも、政治に興味を持っている人から見れば、日本はアメリカの仲間で、金持ち、宗教は違ってもキリスト教徒の先進大国と同一なのです。
日本の左翼の人たちからは、安全保障政策の転換でアメリカの仲間になったかのような印象付けがなされていますが、現実にはとっくの昔から日本はアメリカの仲間だったのです。
日本はかつての経済力は無くなり、落ち目の一途をたどっていますが、世界的に有数の金持ちが集まる国であることに変わりはありません。客として見れば上客ですが、単純に標的と見れば、その豊かさは標的される理由になります。
テロだけで論じられていますが、ヨーロッパなどでは日本人を狙った強盗などよく起きています。日本人は時計、携帯電話、服など高級品を持っている上、身体が小さく反撃することをしません。
詐欺の被害にも遭いやすいです。
日本人だとわからないようにすることが、犯罪から身を守る第一ですが、これがなかなかできないのが日本人です。
日本の左翼思想家は知っているはずですが、日本人は名立たるテロリストを世界中に解き放っていました。ヨーロッパ、中東などで活動を繰り返していたのです。
1972年5月30日「テルアビブ空港乱射事件」
1973年7月20日「ドバイ日航機ハイジャック事件」
1973年1月31日「シンガポール事件」
1973年2月6日 「在クウェート日本大使館占拠事件」
1974年9月13日「ハーグ事件」
1975年8月4日 「クアラルンプール事件」
1977年9月28日「ダッカ日航機ハイジャック事件」
1986年5月14日 「ジャカルタ事件」
1986年11月15日「三井物産マニラ支店長誘拐事件」
1987年6月9日 「ローマ事件」
1988年4月 「ナポリ事件」
これが主な日本人テロリストの起こしたテロです。
世界中を震撼させた日本人テロリストグループは、「日本赤軍」と名乗りジャパニーズ・レッドアーミーとして有名でした。日本の新左翼系団体で、日本が平和主義だと主張する左翼思想かぶれの連中の中でも40代以上であればリアルで事件を知っているはずです。いかに彼らがウソをついているかわかります。
かつて日本はテロリストを「輸出」する国とまで言われていました。
それを忘れて、日本人がテロの標的になるかどうか論じているなど意味がないと思いませんか?
日本政府はテロリストと交渉しまくり譲歩を繰り返し、ヨーロッパ先進国から失笑をかっていました。
それが今では、テロの標的になると騒いでいるのですから、裏では世界から笑われているかもしれません。
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