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元自衛官の憂い The third

軍事的色眼鏡で見る世界 軍人は究極の合理主義者です。 合理主義者であるが上に、「人道」を忘れたり、犠牲にしたりすることがあります。 軍人は行動は計画的、本心を隠す、混雑する場所を避ける、計画的な金銭感覚、意志が固い、職場での信頼を得やすい、そして最後に家庭では扱いがぞんざいにされるです。 家庭ではぞんざいに扱われながらも、軍事的色眼鏡で見てしまう元自衛官の雑感などを書いていきます。
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  • :07/26/10:17

11240911 パリ同時多発テロ

130人もの犠牲を出したパリ同時多発テロですが、筆者はどうしても釈然としないものを感じています。

テロとして成功だったのか。目的は何か。全くわからないのが今回のテロです。

“やっただけ”という、真珠湾攻撃に似たものを感じています。


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真珠湾攻撃と同じにするのは、戦闘でアメリカ太平洋艦隊の戦艦部隊の戦闘力を削ぐことはできましたが肝心の空母部隊は無傷。燃料貯蔵施設も被害は無く、外務省の不手際で騙し討ちだとアメリカの世論を結束させるという失敗に終わったからです。

今回のパリ同時多発テロは、真珠湾攻撃とそっくりなのです。

パリ同時多発テロだけをとらえれば、テロリズムという「恐怖・不安の拡散で政治目的を達成を狙う暴力事件」としてテロ行為が納得できますが、ロシア民間機を爆破墜落事件と重ねると、ISに対し一線を画していたロシアが、フランスと協同し軍事作戦を実行しようとしています。フランスが仲介し、アメリカも加わるようなことになれば、真珠湾攻撃のように大同団結を招くというテロとしては最大の失敗となります。

筆者がテロリストなら、世界中に恐怖を拡散させるために、観光大国であるパリの観光スポットで乱射事件を起こすでしょう。事件と同時に、世界中に恐怖を広めることができるのですからテロとして格好の標的になります。

でも、なぜか彼らはそれを避けました。避けるだけでなく、「夜」という限定された時間帯を狙ったのです。わからなくなるばかりです。

ウォール・ストリート・ジャーナルは、主犯格の男をシリアでは「戦争の師」とされている伝えましたが、筆者の目にはあまりにも稚拙なテロ行為です。テロリストではなく、スプリー・キラーでしかありません。

筆者はテロではあっても、彼らはフランス・パリに恨みを持ち、それを晴らすために犯行に及んだように感じています。ISの資金援助を受け、個人的な恨みを晴らすためにテロを実行したというのが筆者の見解です。

1983年アメリカの心理学者ダン・カイリーが『ピーターパンシンドローム』という著作の中で、“大人という年齢に達しているにもかかわらず精神的に大人にならない男性”を人格障害者としました。

筆者はISのテロリストは、ピーターパンシンドロームを患うロストボーイであり、ISは彼らにとってはネバーランドだと確信しました。

あくまでも元自衛官であり、精神医学的分野まったくの素人です。ですが、見えている事実を積み上げていくと見えて来るものなのです。

我々は人格障害者を相手にしていることは、解決の糸口はほとんどないというこです。

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