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元自衛官の憂い The third

軍事的色眼鏡で見る世界 軍人は究極の合理主義者です。 合理主義者であるが上に、「人道」を忘れたり、犠牲にしたりすることがあります。 軍人は行動は計画的、本心を隠す、混雑する場所を避ける、計画的な金銭感覚、意志が固い、職場での信頼を得やすい、そして最後に家庭では扱いがぞんざいにされるです。 家庭ではぞんざいに扱われながらも、軍事的色眼鏡で見てしまう元自衛官の雑感などを書いていきます。
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  • :07/26/21:58

10261546 「中国人は四足なら机と椅子以外なんでも食ってしまう」

中国料理は何でも食べるということですが、中国人は何でもありというわけですが、国連で出てきました。

軍縮を話し合う国連総会第一委員会が開かれ、中国の傅聡軍縮大使は「日本は戦時中、中国で少なくとも1131回にわたり化学兵器を使用し、120万人の被害者が出た。70年が過ぎても、この問題から逃げている」と批判しました。

悪名高い「731部隊(関東軍防疫給水部本部)」が存在していましたし、人体実験も行われていたのですから、中国のこうした主張は、何も知らない人にとっては真実味のある主張です。


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『悪魔の飽食』買って読みました。

“ノンフィクション”と銘打ってますが、『赤旗』の日曜版に掲載されたものです。

元隊員という人物から提供された写真など、新発見だと単行本に収録されましたが、それらの一部は別の事件のものであったなど、贋物が掲載されるなどしました。

初版とそれ以降の版を比較すると、矛盾していた証言が整合性があるように変更されていたりしていますが、こうした変更点、理由などは一切説明されていません。

細菌戦研究、人体実験などは否定できませんが、多くの問題点があります。

○匿名証言で、その証言の裏付けが取れない。

○証言が二転三転している。

○アメリカが回収したとされる資料が公開されたが、その資料の中に裏付けとなるものがない。

○物証がない。

等々ありますが、本には「人間が入るほどの遠心分離機で体液を絞り出す」「注射針で体液を吸い出しミイラにする」「真空にされた部屋に入れられ内臓が口、肛門、耳、目などからはみ出る」など、〝創作〟であると思われる表現が見られます。

これが独り歩きを始め、出版当時の社会問題になりました。

例えば、2011年に中国でのペスト流行は、731部隊による細菌散布と731部隊元軍医の論文が発見されました。論文によれば、「犬」をペストに感染させ、体調が悪くなった犬が動物病院に持ち込まれ、この動物病院からペストが流行したとされています。

しかし、「犬ペスト」はヒトに感染しますが、犬と直接接触がなければ感染はしません。こうしたケースは20147月にアメリカコロラド州で起きていますが、「大流行」はしませんでした。

731部隊が行ったとされる実験的細菌兵器の実戦使用は記録されていませんが証言が存在していますが、どこをどう探しても120万人の被害というものは見当たりません。

軍事的な見地から生物兵器/化学兵器のお話をしますと、核兵器開発のような高度な技術と施設がいらない反面、兵器として十分な量を製造するためには相応の規模の施設と原材料が必要となります。

生物兵器の中には、ある程度の知識と技術があれば製造も可能なものがあります。しかし、生物兵器は使用時の気象等の外部条件に大きく影響され、被害想定が難しく、効果が出るまでに時間を要するなど、生物兵器を使用しても、使用した攻撃側が使用地域に進入することが難しくなる場合もあります。化学兵器についても同様のことが言えます。

ただ、ここで気を付けなければならないのは、中国にアメリカの化学部隊が存在していことです。

当然、化学兵器は中国大陸に存在しており、日本軍のものと併せて国共内戦で中国共産党の手に渡っているという事実があります。

遺棄化学兵器を日本が処理していますが、遺棄されたものか、正式に中国に引き渡されたのかで、日本が処理する義務を負うかどうか変わります。

このように、様々な問題があるにもかかわらず、国連を利用して自己正当性を主張することは許されるものではありません。

しかし、私たちは安易に「戦争は起きない」と口にしますが、相手が四足なら机と椅子以外なんでも食ってしまう民族に私たちの常識が通用するはずはありません。それを肝に銘じておくべきです

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