元自衛官の憂い The third
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07240816 | [PR] |
10061932 | スパイ |
「スパイ」と言えば、やはり007でしょう。
でも、実際にあのような工作を担当するスパイがいるかと言うとあり得ません。目立ち過ぎです。
中国で日本人がスパイ容疑で逮捕されたそうです。
ミリオタなのではと筆者はみています。
仮に本物のスパイだとしても、日本政府は公式には認めることは絶対にあり得ません。
でも、スパイ行為の理由が写真撮影ということですが、この程度なら中国人にカネをつかませて数名で長期にわたり撮影したほうがはるかにリスクはありませんので、日本政府が派遣したスパイではなく「素人」でしょう。
「スパイ」とは敵を意味し、味方はエージェントと呼ばれます。かつて日本では、密偵、間諜、工作員、諜報員とも呼ばれますが統一はされていません。
昨今、話題になっている「ハッカー」は、これまでのスパイ活動の一環で動いています。自国にいながら、産業スパイ行為や様々な工作活動をしているのです。
アメリカ、イギリス、旧ソ連などのスパイは有名な存在ですが、中国のスパイについては明らかになっていません。
明らかになっていないのは、組織的活動が始まって時間がそれほど経っていないのと、スパイが完全に溶け込んでしまっているからだと思われます。
一説によれば、日本に留学している中国人の中には、中国共産党から資金が出されスリーパー(眠る者、ネズミなどとも呼ばれ、普段は民間人として行動し、いざという時に活動するスパイ)となっているとも言われています。
007のイメージが先行しているため、語学力や様々な高い能力を持っていると思われがちですが、実際には普通の若者、普通のおじさん・おばさんがスパイの可能性のほうが高いのです。誰も極々普通の人間をスパイなどと疑う人はいないですので、そうした面でも普通であることが重要なスパイの要素ともいえます。
そうした観点から言えば、007はスパイという存在を民間人に間違ったイメージを植え付けることに成功したと言えます。
スパイは何を調べるているのか。
例えば、ターゲットが決まると、その人物の学歴から成績、家族構成、経済力、趣味、し好品など多岐に渡って調べ上げます。
男性なら、女に弱いとか、子供がいれば子供の状態(成績や進学希望など)、奥さんについても調べ上げます。
こうして、弱点をつかむと、そこを重点的に攻めて協力者に仕立て上げます。
工作活動はイギリスが発祥と言っていいでしょう。
偽装工作の一つである、迷彩などもイギリスから始まりました。
スパイは自国の協力者だけでなく、敵対者とも接触します。
北朝鮮が仮に日本で工作活動する場合、在特会などと接触します。理由は簡単です。在日同胞を口汚く罵ってくれるので、北朝鮮に対しどうとも思っていない層の人たちに、在日同胞に同情する可能性ありますし、活動が活発になれば在特会のイメージが悪化するだけですので、資金援助など行います。
安全保障法制で、国会前に集まった若者や組織などは、左翼政党がバックにいるのは当然ですし、日本に混乱をもたらすのを望む国(安全保障転換を阻む国)の機関や組織から資金提供が行われているのはわかりきっています。
右派の情報発信に、在日の存在をうかがわせる情報がありますが、これは非常に可能性としてあります。なぜなら、日本の安全保障戦略の転換は、韓国にとって大きなマイナスになるからです。
これまでは、戦わなければならない時にでも戦わない日本が、安全保障戦略の転換で、戦う時が来れば戦う国になったのですから、北朝鮮というカルト国家の防波堤の役割が低下することになり、今回の運動に繋がったと見るべきです。その上、中国側に傾き過ぎて、軍事機密や軍事情報の漏洩、軍の士気低下などがあり、ここへ来て「防波堤」の役目が薄らげばどうなるかは彼らがよく知っています。
かつての李明博大統領が竹島に上陸し、あれこれ非礼なことをまくし立て、日本の韓流ブームが一気に雲散霧消してしまいました。これが、イメージ戦略の重要性を物語るものです。
スパイはいつでも、どこにでも存在しています。
誰も自分がスパイだとは名乗りません。007のように見た目でわかることは絶対にありません。ごく普通の人がスパイなのです。
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