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元自衛官の憂い The third

軍事的色眼鏡で見る世界 軍人は究極の合理主義者です。 合理主義者であるが上に、「人道」を忘れたり、犠牲にしたりすることがあります。 軍人は行動は計画的、本心を隠す、混雑する場所を避ける、計画的な金銭感覚、意志が固い、職場での信頼を得やすい、そして最後に家庭では扱いがぞんざいにされるです。 家庭ではぞんざいに扱われながらも、軍事的色眼鏡で見てしまう元自衛官の雑感などを書いていきます。
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  • :07/25/13:06

06211652 中国に備えよ!

驚かされる記事を見つけました。

朴喆煕(パク・チョルヒ)氏が朝鮮日報に寄稿した内容を読んで、かなり驚かされました。

朝鮮日報は保守系であり、保守系というよりも右派といっても過言ではない新聞です。

朝鮮日報にソウル大学教授であり、日本研究の第一人者である朴氏のあまりにも現実的な寄稿であったために驚いたのです。

私は朝鮮半島の人たちをウソツキとは思っていません。好きか嫌いかでは、どちらでもありません。政府・政治の手法は認めたくありませんが、韓国だから…とか、全く考えていないつもりです。ただ、歴史的に根付かせた文化・風習があり、そうした時代背景を理解しないと、その本質は理解できないと思っています。


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http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2016/06/17/2016061701859.html

参考までに一度、目を通されてください。

朴氏の見解に反対はありません。

日韓が安全保障面で強い協力関係に至ることは、朝鮮半島の安定に繋がります。ただ、個人的には本当に朝鮮半島の統一を考えるのであれば、北鮮を中国から切り離すことを考えるべきだと私は思います。

現状では、日中の懸案事項で何らかの衝突を迎えた場合、北鮮は中国の尖兵たらんとするでしょう。

日本は二正面作戦を強いられることになり、より一層不利な状況へと追いやられます。

尖兵ならいいですが、北鮮がダーティな仕事を率先してやろうとしたら、日本に対しミサイル攻撃、最悪の場合は核使用という考えるだけで身の毛もよだつことをやってのけることも考えられます。核兵器だけではありません。テロ、後方攪乱なども考えられます。

あり得ないことだと一笑に付されることかもしれませんが、あり得ないと証明できる材料はどこにもありません。むろん、あり得るという保証もありません。しかし、危機管理の鉄則ではあり得る事態と認識し、それに対する備えを徹底するべきです。

日本政府はわかっていないようです、自らの発言力・表現力のなさを認めるべきです。常識人ぶって、他国の非を論っているのも即刻やめるべきです。

私は、こうした常識人ぶる振る舞いは明治維新から変わっていないと見ています。

明治維新は、李氏朝鮮との間で西洋流の外交策で李氏朝鮮と向き合い、朝鮮は古式そのままの対応をされ、その軋轢が拡大し宗主国である清朝との戦争を迎えました。

私見ではありますが、明治新政府に「郷に入らば郷に従え」という発想は微塵もありませんでした。当時の先進国である西洋流は、間違ってはいないとばかりにそれをごり押ししたのです。

それを今再びやろうとしているのではないかと懸念されます。言うことは言うべきですが、すべてをさらけ出して言うべきところを、日本は我々も含め彼らの非を念頭に置いて話しているのではないでしょうか。むしろ、非を敢えて表に出さず話し合いをしているのではないでしょうか。

いずれにしても、方法に間違いがあります。

今、中国が新たな手法で我々と向き合おうとしています。それをどう受け止めるか、その受け止め方に誤りあれば取り返しのつかない結果を招くことでしょう。後悔先に立たずではありますが、であるならば、危機管理を今一度見直し新たな対応策を模索しなければなりません。

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