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元自衛官の憂い The third

軍事的色眼鏡で見る世界 軍人は究極の合理主義者です。 合理主義者であるが上に、「人道」を忘れたり、犠牲にしたりすることがあります。 軍人は行動は計画的、本心を隠す、混雑する場所を避ける、計画的な金銭感覚、意志が固い、職場での信頼を得やすい、そして最後に家庭では扱いがぞんざいにされるです。 家庭ではぞんざいに扱われながらも、軍事的色眼鏡で見てしまう元自衛官の雑感などを書いていきます。
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  • :07/27/21:44

06191036 自衛隊か水か

宮古島への陸自配備計画に反対する人たちがいます。「宮古島いのちの水を守ろう!」と訴えていますが、水か中国かと究極の選択のように見えるのは私だけでしょうか。


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どうしても南シナ海の中国の専横ぶりに目が行きますが、中国の第一の目的は台湾統一のはずです。

なぜ南シナ海に手を出したのでしょうか。

兵法三十六計抛磚引玉ではないかと私は疑っています。自分にとって捨てても良いものを囮にして、敵を引き寄せる作戦ではないでしょうか。

囮は南シナ海の島嶼群です。

南シナ海で領有を主張する国と中国が武力衝突となった場合、アメリカは全面介入しないまでも相応の部隊は送り込んでくることは明らかです。

そこで中国はどう出るか…。人民悲願の台湾統一に出るのではないでしょうか。当然、兵站基地として先島諸島を手中に収めようとします。

中国の動きは資源が理由だと思いがちですが、始まりは「資源」でしたが状況の変化で本来の目的に立ち返ったと考えています。

私が注目しているのは、主力戦闘艦艇は対米用であり、増強著しい揚陸艦艇は台湾武力併合用だとみています。

あまり注目されていませんが、2015年時点で中国海軍の揚陸能力はアメリカ軍に及ばないものの、ロシア軍を抜いて世界第2位の能力を持つまでになっています。

主力戦闘艦のようにシリーズ化されて建造されず、改良を続けながら様々な戦闘艦を建造するのとは違い、揚陸艦船については中国には珍しいほど計画的に行われています。

その一例がドック型揚陸艦の建造を急いている点です。揚陸艦は直接海岸線に乗り上げるビーチング式揚陸艦が主体でしたが、中国海軍はドック型揚陸艦の建造に力を注いでいます。

ある説では世界の海岸線の15%がビーチングに適していますが、ドック型揚陸艦で運用されるエアクッション揚陸艇は世界の海岸線の70%に揚陸が可能だとされています。

こうした動きからも、中国は本気で揚陸作戦を考えていると推測できます。中国の揚陸作戦…台湾と考えるのが普通です。

笑われると思いますが、尖閣諸島の国有化もしくまれたものだとも考えています。

右派の筆頭のような人物が、尖閣諸島国有化に関わりましたが、この人物が中国の協力者ではないと断定できる材料はありません。唯一あるとすれば、それは彼の差別的だとされる発言のみです。

すべてが中国によって描かれたものだとは言いませんが、今ある事実を積み重ねると繋がってしまうのは〝偶然の一致〟なのでしょうか。

思想信条は自由ですが、それは民主主義国家だからこそ可能なのを忘れてはならないのです。民主主義国家ではない国に利するような振る舞いは、近い将来、我が国がその国の影響下に置かれる可能性もゼロではなく、そうなれば思想信条の自由など無くなってしまうのは明らかです。水を守るのか、自分たちの自由を守るのか…究極の選択をする時が迫っています。

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