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元自衛官の憂い The third

軍事的色眼鏡で見る世界 軍人は究極の合理主義者です。 合理主義者であるが上に、「人道」を忘れたり、犠牲にしたりすることがあります。 軍人は行動は計画的、本心を隠す、混雑する場所を避ける、計画的な金銭感覚、意志が固い、職場での信頼を得やすい、そして最後に家庭では扱いがぞんざいにされるです。 家庭ではぞんざいに扱われながらも、軍事的色眼鏡で見てしまう元自衛官の雑感などを書いていきます。
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  • :07/28/11:27

11271450 「いじめ」ではなく「差別」だ

東電福島第一原発事故で、横浜市に自主避難していた生徒がいじめを受け、両親が確認したもので「子供が同級生に150万円ほど払わされた」と訴えたのに対し、学校が調査した結果「8万円分しか確認できず」生徒が率先して渡していたといじめには当たらないと判断し放置していたというのです。

学校の調査では、10人ほどの児童がこのカネを受け取っていたとされ、児童は「おごってもらった」と話し、被害者とする児童が率先して渡していたと学校は判断したというのです。サラリーマンの世界でも8万円も"おごってもらった"というのはあり得ない話です。こう判断した背景には、カネを巻き上げた側、調査した学校側に差別意識があったのではないでしょうか。


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原発事故後から原発事故で避難した人たちを差別する人や、偏見に満ちた話をする人がいることが伝えられていました。

「放射能がうつる」「福島ナンバーの車に"帰れ"と落書きされた」など、多くの差別や偏見が伝えられていました。

筆者もこうした現実に目を向けなかった一人ですが、調べるとあまりにも醜悪であり人間の業を丸出しにしたものです。

しかし、当然ですが子供たちは「線量」や「放射線」という言葉の意味はわかりません。そんな子供たちが、「賠償金をもらっているだろう」などと言うのは、親がそうした話をしているからなのは明らかです。ある避難者は、就職先を探しにハローワークに行ったら「東電にお金もらってますよね」と言われたそうです。

差別がどれほど恐ろしく、滑稽なことかは最近の出来事でも十分わかります。

米国大統領に就く、トランプ氏ですが移民を差別していますが、奥様は移民です。トランプ氏は移民を差別しているのではなく、人種差別しているのが明らかです。それを「移民」と言い換えているだけなのです。あまりにも稚拙であり、それが受け入れられたことに世界中の人々が恐怖感を抱くのも当然のことです。

福島の悲劇は、縁もゆかりも無い関東の電力を賄う東京電力の施設から放射性物質がまき散らされ、自分たちの生活の基盤である家を、故郷を失ったことなのです。

それを、関東、今回は横浜でこうした差別が行われ、大人たちはそれを無視したのです。

これを「いじめ」と断じるのは容易なことです。

しかし、現実には根底に「差別」があり、大人の薄汚れた意識が働いているのは隠してはならない事実です。

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