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元自衛官の憂い The third

軍事的色眼鏡で見る世界 軍人は究極の合理主義者です。 合理主義者であるが上に、「人道」を忘れたり、犠牲にしたりすることがあります。 軍人は行動は計画的、本心を隠す、混雑する場所を避ける、計画的な金銭感覚、意志が固い、職場での信頼を得やすい、そして最後に家庭では扱いがぞんざいにされるです。 家庭ではぞんざいに扱われながらも、軍事的色眼鏡で見てしまう元自衛官の雑感などを書いていきます。
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  • :07/28/03:45

11070513 「国難突破」

どこかで聞いたことがあると思い、寝る前に布団の中で「国難突破」という言葉を何度も呪文のように唱えていました。


 


そのまま眠れればよかったのですが、目がさえてしまい何度も唱えているうちに気が付きました。



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 四字七音だったんですね。「国難突破」こ・く・な・ん・と・つ・ぱ。



 野党の唱えた「政権交代」もまた四字七音になります。せ・い・け・ん・こ・ー・た・い。その前の選挙では、「郵政改革」ゆ・ー・せ・い・か・い・か・く。



 明治以降の歴史好きにとっては、この四字七音はどんどん浮かんできました。


 


 ことに戦争前後には、こうした四字七音のスローガンが氾濫状態でした。



挙国一致、尽忠報国、堅忍持久、一日戦死、八紘一宇、一億一心、もっと思い浮かべればたくさん出てくるはずです。



本土決戦、鬼畜米英、一億抜刀、米英打倒…まだまだ出て来そうです。



 日本人は、四字七音が好きなようです。



 明治まで遡ると、まだまだ出てくるので妙なものです。



尊王攘夷、尊王倒幕、文明開化、版籍奉還、廃藩置県…思い浮かべるのも面倒になってきます。



 話が本題からそれますが、戦時中に国民の数を「一億」と言っていますが、当時の日本の人口は一億まで届いていませんでした。7千万~8千万前後でしょう。スローガンのためのウソだったのかもしれません。



 戦争で負けが見えてくると、また新たなスローガンが出てきますが、これまた四字七音ですから笑ってしまいます。



本土決戦、国体護持など。



 日本政府だけではないかもしれませんが、政府サイドが持ち出す四字七音は裏がありそうで、眉に唾してから聞くか、頭から疑ってかかるべきだと歴史が教えてくれているような気になってくるのは私だけでしょうか。

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