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元自衛官の憂い The third

軍事的色眼鏡で見る世界 軍人は究極の合理主義者です。 合理主義者であるが上に、「人道」を忘れたり、犠牲にしたりすることがあります。 軍人は行動は計画的、本心を隠す、混雑する場所を避ける、計画的な金銭感覚、意志が固い、職場での信頼を得やすい、そして最後に家庭では扱いがぞんざいにされるです。 家庭ではぞんざいに扱われながらも、軍事的色眼鏡で見てしまう元自衛官の雑感などを書いていきます。
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  • :08/23/00:04

09241254 あなたは潔白と言えるか

解散総選挙を決断した安倍首相。「大義」が無いなど批判されていますが、私は北朝鮮情勢が逼迫しているいま、解散総選挙で政治的空白を敢えて生む必要性があるとは思えません。

そんな事を考えていたら、実は安倍さんは嘘の多い政治家だということを思い出しました。それも、北朝鮮を利用して拉致被害者を完全に見捨ててしまっているのです。

人間としてどうかと思う嘘を、彼は並べ立て、我々国民を欺き続けて来たのです。


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彼が首相の座に登りつめたのは、小泉純一郎氏が訪朝した際の武勇伝でした。

小泉訪朝に官房副長官として同行、北朝鮮(金正日総書記)から「拉致について謝罪と経緯の報告がなければ、日朝平壌宣言にサインをせず、席を立って帰るべきだ」と自分が進言したと自慢げに語っていました。

これはとんでもない嘘です。

02918日付産経新聞には「拉致被害者の多くが死亡していたことがわかったため、安倍官房副長官と“高野紀元外務審議官”が一時、「宣言の署名を見送るべきだ」と主張していたことが複数の政府関係者の話で明らかになった」と書かれています(“”は筆者挿入)。

最近は保守派から批判される『毎日新聞』には、「拉致問題について金総書記の口から謝罪と経緯の話がない限り共同宣言調印は考えた方がいい」 決裂もありうる──。緊迫した空気が周囲を包んだ」

小泉訪朝時、安倍さんの独壇場だったかのようですが、実は嘘だったことがわかります。

ちなみに、この武勇伝を吹聴したのは安倍さん本人なのですから、閻魔様に差し出す舌は一枚では足りません。これは、当時の外務省アジア大洋州局長が否定しており、さらに嘘であることがハッキリします。

多少の脚色は許せますが、拉致された被害者がいるわけですから、それを利用するのは人間として許されることではないと思うのは私だけでしょうか。

北朝鮮を絡めた嘘はまだあります。

拉致被害者が「一時帰国」し二週間で帰ることになっていました。被害者5名は、北朝鮮に戻ることはなかったのは事実ですが、ここでもまた安倍さんの武勇伝が広まっています。

「返さないという自分の判断は正しかった」と吹聴していますが、これを否定したのは被害者の親族による証言でした。

ここまで来ると、嘘つきというだけでなく醜悪な人間性さえ垣間見えます。北朝鮮による拉致事件で安倍さんは手柄自慢をしたかっただけではないようです。裏にはしたたかな計算があったのではないでしょうか。

拉致被害者と家族に寄り添う安倍晋三、北朝鮮と向き合った安倍晋三、「闘う政治家」のイメージを国民に植え付けるには充分でした。現実として首相の座に就いたわけですから。

しかし、こうした印象操作は誤ったナショナリズムを日本中に広めてしまいました。排外的ナショナリズムを日本中に広めてしまいました。

嘘を上げればまだありますが、私が許せないのは北朝鮮を利用していることです。

最近、弾道ミサイル発射・核実験と国連に持ち込んで声高に非難する日本ですが、実は北朝鮮には完全に手詰まりなのです。制裁だ・圧力だと言っていますが、制裁・圧力で何を目指すのかわかりません。

弾道ミサイル技術を日進月歩で進め、水爆まで開発した北朝鮮にとっては怖いもの無しですから、制裁・圧力の意味はほとんどありません。

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