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元自衛官の憂い The third

軍事的色眼鏡で見る世界 軍人は究極の合理主義者です。 合理主義者であるが上に、「人道」を忘れたり、犠牲にしたりすることがあります。 軍人は行動は計画的、本心を隠す、混雑する場所を避ける、計画的な金銭感覚、意志が固い、職場での信頼を得やすい、そして最後に家庭では扱いがぞんざいにされるです。 家庭ではぞんざいに扱われながらも、軍事的色眼鏡で見てしまう元自衛官の雑感などを書いていきます。
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  • :07/28/05:26

06031003 あまちゃん!

ジェジェジェ!です。平和ボケはどこまで悪化するのやら。


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広島を訪れたオバマ大統領に付き従う軍事顧問(フットボールの運び人)が黒のアタッシュケースを持っていたと話題にしています。テレビではTBSがニュースにしていました。新聞では讀賣が扱っているようです。火元は、どうやら米英メディアのようです。

「(核の)フットボール」はキューバ危機の際に、政府の判断を待たず前線指揮官の判断で核ミサイルが発射されることを懸念したジョン・F・ケネディ以降に採用されたそうです。

〝赤いボタン〟が中にあるとか、ついつい想像してしまいますが、中身は報復プランが記された手帳、核兵器の配備地、緊急警報システムの手続き方法、認証コードが記されたカードの4つだとされています。推測ですが、簡単な衛星を利用した通信機だと思われます。音声通信ではなくデータ転送と同じですから、高速かつ長距離の通信が可能です。

広島を訪れたオバマ大統領がフットボールを持ち込んでいたからと、核廃絶は現実的ではないと米英メディアが伝えたわけですが、日本の大手メディアも尻馬に乗ったようです。

しかし、この国のヒトは、善良であれば悪いことが起きないと心底思っているかのようです。善良であれば、その身には善しか訪れない。犯罪に巻き込まれない、幸福が訪れる、事故に巻き込まれないなどなど夢物語を信じ込んでいるのですから手に負えません。

危機管理から考えれば、いかなる場所であってもフットボールを持ち込むことは当然のことで違和感はありません。

日本が核廃絶を進めたいのであれば、まず、日本は米国の核の傘から出ることが必要です。外交方針も180度変える必要があります。部分的には国益も無視しなければならない場合も出てくるでしょう。

それでも核廃絶を進めることに意義を見出るでしょうか?

私は日本は敗戦以降、外交上で多くの失敗を繰り返してきました。勝てば官軍、負ければ賊軍を体現してしまったのです。主張すべきことを主張せず、隠忍自重することが敗戦国であるべき国の姿だと思い込み、ただひたすらそれを繰り返してきました。

詫び証文のような憲法を制定し、それを変える機会すら見失い、いたずらに時間だけを浪費させてきたのです。

私は日本が軍備増強、核開発すべきとは思っていません。ただ、日本人に失われつつある「他の人」を生かす、救う、助けるという精神を取り戻し、そこから何をしなければならないのか、何ができるのか取捨選択して他の国と手を取り合っていくことこそが日本が採るべき道だと考えます。

みなさんに考えて欲しいのは、大規模災害で被災し救援活動するのと、戦争に巻き込まれて救援活動するのと何の違いがあるのかということです。「自然災害だから日本は助けに行きます」でも、「戦争による被害だから日本は助けに行けません」と言えるのか。ヒトとして言っていいのかということを考えて欲しいです。

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