元自衛官の憂い The third
軍事的色眼鏡で見る世界
軍人は究極の合理主義者です。
合理主義者であるが上に、「人道」を忘れたり、犠牲にしたりすることがあります。
軍人は行動は計画的、本心を隠す、混雑する場所を避ける、計画的な金銭感覚、意志が固い、職場での信頼を得やすい、そして最後に家庭では扱いがぞんざいにされるです。
家庭ではぞんざいに扱われながらも、軍事的色眼鏡で見てしまう元自衛官の雑感などを書いていきます。
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07280053 | [PR] |
06010842 | 主権侵害! |
ネット上で、右曲がりのダンディやレディースから賛美されているようですが、海自潜水艦救難艦と潜水艦が韓国海軍基地に「旭日旗」を掲げ入港したことに、韓国の反応が話題になっているようです。
そもそも騒ぐ日韓の感覚が理解できません。
西太平洋周辺諸国の潜水艦救難能力の向上と各国海軍の信頼関係構築を目的に、米、英、日、韓、豪、シンガポールの6か国で行われる軍事演習が韓国で行われました。
海自艦艇が護衛艦旗(旭日旗)を掲げて入港したと、韓国でまたまた騒動になったわけですが、これは国際法に則ったもので騒がれる筋合いのものではありません。
旭日旗は旧日本軍を象徴する旗だとして、反日に利用されてきました。
それはそれでお国柄ということでいいのですが、「旭日旗を降ろせ!」とまでは口にしなかったのは興味深い事実です。
難しい話は、『元自衛官の軍事学入門』でお話ししようと思いますが、軍艦は主権を伴う礼遇を受けることが国際的慣例であり、国際法上一般船舶とは法的にも違う次元の扱いを受けるものです。
軍艦では艦首に国籍旗、艦尾に所属を示す軍艦旗を掲揚されます。民間船舶では、船首に社旗、船尾に国籍旗を掲げます。
仮に反日を理由に、護衛艦旗(旭日旗)を降ろすよう要求した場合、主権侵害になります。
でも、旭日旗が反日に利用されるようになったのか調べると…2011年頃からのようです。
サッカー日韓戦で韓国代表選手が、日本人を差別的なパフォーマンスをしたと批判され、その理由として「観客席に旭日旗が掲げられていたことへの報復」と釈明したのが最初だとされています。実際には観客席に旭日旗はありませんでした。
反日を論ずる気はありませんが、こうした国際慣例は理解して反日を主張しているとは姑息すぎます。
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