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元自衛官の憂い The third

軍事的色眼鏡で見る世界 軍人は究極の合理主義者です。 合理主義者であるが上に、「人道」を忘れたり、犠牲にしたりすることがあります。 軍人は行動は計画的、本心を隠す、混雑する場所を避ける、計画的な金銭感覚、意志が固い、職場での信頼を得やすい、そして最後に家庭では扱いがぞんざいにされるです。 家庭ではぞんざいに扱われながらも、軍事的色眼鏡で見てしまう元自衛官の雑感などを書いていきます。
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  • :07/28/12:29

06061123 大韓機よどこ行った?

乗客乗員319名を乗せた大韓航空機が羽田空港で離陸直前にエンジンから出火。乗員の不手際、出火原因は整備不良との見方もありましたが、今では大韓機の存在する羽田にあるのかないのかさえわかりません。


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事故当日、日本ではサミットが開かれ、オバマ大統領が広島を訪れるという歴史的な日になるはずでした。日本にとって歴史的な日に、自らの手で加わったわけです。それも、ど派手な演出でやらかしました。

意図的に悪く表現したくはありませんが、ここまでくると言わざるを得ないと私は思います。

ご当地では相変わらず、自分たちの失策は無視するので、日本のことを突っ込むような激しい論調はまったくありません。

日本では話題にさえなりませんが、1997年から1999年にかけて3年連続で墜落事故を起こし、アメリカ連邦航空局(FAA)は航空安全管理体制評価をカテゴリー「1」から「2」に格下げしました。カテゴリー2の民間航空会社はアメリカの路線の新設、アメリカ航空会社との共同運航が認められません。大韓航空がやったことは、デルタ航空の副社長を招聘し社長にするなどして、カテゴリー1に戻りました。

私は「大韓航空」というと、ソ連防空軍の攻撃で撃墜された「大韓航空機撃墜事件」が浮かんできます。

大韓機撃墜事件は「民間機」を軍用機が撃墜したという前代未聞の事件でしたが、状況を考えるとソ連防空軍の選択を完全に否定する気にはなりません。緊張度の高いエリアを、まったく無防備な状態で飛行したことが問題です。

今回の事故では、「機長の瞬時の判断によって惨事は免れた」と賞賛する声もあるそうですが、これでは問題の解決にはまったく逆効果です。

当時の映像などを見ると、エンジンが爆発し炎と煙が上がっているのに、機内アナウンスは「再離陸の許可を待つ」というものでした。状況判断ができないわけですが、機長の瞬時の判断は誤っていたということになります。

常識があれば、再発防止策が論じられるものですが、「賞賛」しているというのは再び事故は起きる可能性は低くありません。

韓国からのニュースでは、地下鉄工事現場爆発崩落事故、工場誘導ガス発生、地下鉄ホームドア挟まり事故など我々「日本人」の感覚からすると「?」は消えません。

航空会社は数ありますが、利用する会社を選ぶ基準を今一度考えるときかもしれません。大韓航空が悪いとは言いませんが、その基準を明確にし考える際の検討材料を整えるべきではないでしょうか。

航空機による事故は、命に係わる重大なものとなる可能性が高く、事故が起きると様々な視点から事故原因の究明が行われます。

今回の事故でも、アメリカからメーカーや政府の担当者が来日したのも、アメリカの一大産業である航空機産業への影響を懸念してのことです。

そうした現実を理解せず、うやむやに済ませるのは残念ながらこの国だけです。歴史認識もけっこうですが、それよりもなによりも第一にしなければならないことがあるはずです。でも、どこ行ったのか大韓機…???

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