元自衛官の憂い The third
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08011614 | [PR] |
11161033 | なぜ今解散なのか |
『日本の洋館』という写真集があるそうです。
明治期の洋館など麻生家、鳩山家など出てくるようですが、金持ちだから政治をやるのか、それとも政治家だからお金持ちになるのかはわかりませんが、明治の頃から政治とお金は繋がっていたことがわかります。
なぜ解散なのか。
○消費税再増税の是非を国民に問う。
○女性閣僚の辞任から、閣僚のスキャンダルで国会審議が停滞。行き詰まる安倍内閣の支持が高いうちに解散し局面打開を図る。
○野党が選挙準備できない抜き打ち解散。
これらが解散の理由として挙げられていますが、結局のところ誰もわからないということです。
衆院解散は首相の専権事項です。
野党は「ご都合主義」「党利党略」と相変わらずの批判ですが、批判する野党もこれまた党利党略で政権与党を批判しているということを忘れてはなりません。日本流のネガティブキャンペーンといったところです。
いずれにしても、なぜこの時期に解散なのか皆目検討もつきません。
消費税再増税は無理なのはわかりきっています。
アベノミクスで景気が良くなったと誰も実感できていません。それでも増税に踏み切るかどうか、国民に信を問うというのでしょうか。「増税を計画していながら増税しない自民党に清き一票を!」とは言えません。
観劇・観戦、うちわなど政党にかかわらず議員の誰もが、法規制のギリギリのところでやっていることです。それが合法か違法かの議論よりも、それが必要か不要かを議論すべきだと思うのですが、議員先生たちはそれほど大人ではないようです。
野党が選挙準備できていない今、選挙に打って出ることで自民大勝とは選挙戦で訴えることは無理です。
となると、安倍首相は何を選挙戦で訴えるのか注目されます。
どこからどう見ても、今回の選挙は安倍晋三という男のための選挙でしかありません。
自民党の勝利は明らか。来年の自民党総裁選も磐石となり、安倍晋三が長期政権を担うのは当然のこととなります。
しかし、600億円とも800億円ともいわれる予算を使う総選挙に打って出ることに私たちは支持すべきなのでしょうか。
今回の選挙の争点は、解散が正しいことなのかどうかということです。
アベノミクスなどというまやかしで株高、円安は進んでいても、消費増税で景気は回復していません。
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