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元自衛官の憂い The third

軍事的色眼鏡で見る世界 軍人は究極の合理主義者です。 合理主義者であるが上に、「人道」を忘れたり、犠牲にしたりすることがあります。 軍人は行動は計画的、本心を隠す、混雑する場所を避ける、計画的な金銭感覚、意志が固い、職場での信頼を得やすい、そして最後に家庭では扱いがぞんざいにされるです。 家庭ではぞんざいに扱われながらも、軍事的色眼鏡で見てしまう元自衛官の雑感などを書いていきます。
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  • :07/27/15:15

05061922 コロナで見える真実 ❶

前もってお断りしておくが、私は「保守」系ではあるが、支持政党は無い。

しかし、政府(自民党)の新型コロナウイルスの対応には、ほとほと嫌気が差している。

菅直人民主党政権に多くの国民が避難した。非難というよりも、国民の「憎悪」だったようにさえ感じた。政権が交代があり、自民党に政権は返ると、今度は政権の座に就いた安倍晋三前首相が「悪夢の民主党政権」だと繰り返した。

ようするに〝民主党には政権を担うだけの能力が無い〟と言いたかったのだろう。

震災・原発事故対応を検証しないまま、事あるごとに「悪夢の民主党政権」と口にする首相の姿は、私には滑稽に映った。
自民党支持者というよりも、安倍晋三という人間の放つ強い言葉に、国民は騙されてしまっていく。

「戦後最悪の国難」とまで言われながら、政治は挙国一致内閣を作り上げ、政治と国民が一体となって大災害に立ち向かうことすらしなかった。

「悪夢の民主党政権」とまで言い切ったのであるから、自民党・安倍晋三は検証すべきだったが、それを全くしなかった。裏を返せば、政権の座に就くことができさえすれば、民主党政権などどうでもよかったのだ。集票のための言葉だったのだ。

当時を思い返すと、非難は行き過ぎていた。(個人的には菅元首相のボーンヘッドだと認識している)震災翌日の原発視察に行くと、「最高責任者が官邸を離れた」と非難が殺到。自衛隊を10万人投入すると、「国防を知らない首相のパフォーマンス」、東京電力に乗り込み政府との統合対策本部を設置すると「官邸の過剰な介入」と非難された。避難所を訪れれば、避難者から怒声が上がり、異様な雰囲気が日本を包み込んだ。

新型コロナウイルスの感染拡大が伝えられると、私は日本政府の対応を注視していたが、安倍自民党政権は習近平の国賓待遇での訪日にこだわり、中国からの渡航制限をするのが完全に遅れてしまった。

仕事の関係で、昨年の2月以降、羽田空港で仕事をしていたが、国際線ターミナルには「群馬」や「栃木」ナンバーの中国人が運転する車がたくさんあった。

観光であれば、バスをチャーターしての移動となるので、初めて見る光景だった。第一ターミナル、第二ターミナルにいても、迷った中国人に国際線ターミナルへの行き方を尋ねられた。

後にわかったのは、中国人は日本に在住する親戚・知人を頼って避難していたのだ。

3度目の緊急事態宣言が出されたが、これがまた延長されるようだ。

初めて出されて以来、全く中身は変わっていない。「外出自粛」「飲食店営業短縮」と、一年という月日が流れ、積み重ねられたはずの知識や経験が全く活かされていない。国民に我慢を強いるだけで、何ら新しいことが全く無い。

傑作なのは、ネオンサインを消す「灯火管制」、酒類の提供禁止「禁酒令」まで出した。

説明するまでもないが、1回目の緊急事態宣言の延長線上にあるものだ。これで、国民が納得するかとどうか…それすら考えられていない。

まだまだある。感染拡大で医療資源が逼迫しているにもかかわらず、組織委員会は平然と日本看護協会に看護師の派遣を要請した。これはもう非常識というほかない。

オリンピックを優先するため、選手の検査体制の強化なども決められたが、受け入れる側の国民はどうかといえば、ワクチン接種などいつになる皆目検討もつかない有り様だ。

個人的にはオリンピックは開催権を返上し、コロナを克服できた段階で記念大会を行いたいと打診すべきと考える。

ミリタリーに関わった人間として言わせてもらえば、自民党も民主党と同じく何もできない政党でしかない。

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