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元自衛官の憂い The third

軍事的色眼鏡で見る世界 軍人は究極の合理主義者です。 合理主義者であるが上に、「人道」を忘れたり、犠牲にしたりすることがあります。 軍人は行動は計画的、本心を隠す、混雑する場所を避ける、計画的な金銭感覚、意志が固い、職場での信頼を得やすい、そして最後に家庭では扱いがぞんざいにされるです。 家庭ではぞんざいに扱われながらも、軍事的色眼鏡で見てしまう元自衛官の雑感などを書いていきます。
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  • :07/26/16:59

04101648 最悪


このような言葉は使いたくないが、今の日本政府のコロナ対応は「最悪」という言葉に尽きる。

そもそもの不幸は、安倍晋三という男が首相であったこと。

威勢は良いが、中身が全く伴っていない。威勢が良ければ、愛国者という万国共通の錯誤が生んでしまった不幸であろう。

さらに、政治状況、首相の個人的心情、個性、専門家の知見、首相との人間関係などが首相の判断に大きな影響を及ぼす。

懸命な指導者であれば、下から上がってくる提言などに耳を傾けるが、威勢の良い指導者は傾ける耳など持ってはいない。

東日本大震災での復興に国の関わり方に注目していた。

注目していた理由は、国がどうリーダーシップを発揮し復興に立ち向かうかを見ていた。

自然災害だけでなく、日本は将来必ず、再び立ち上がるための実力が試されることが想像できたからだ。

民主党は震災・原発事故対応の杜撰さを指摘され、政権の座を去ることになるが、やがては瓦解してしまった。

民主党を批判した自民党であるが、今回の新型コロナウイルス対応では完全に自民党の実力が可視化されてしまった。

個人的に安倍晋三氏を支持していなかった。支持していないと言うよりは、批判的な立場をとっていた。

なぜなら、彼の威勢の良さは偽りの姿で、支持集めが目的であったことが見えていたからだ。

万国共通であるが、威勢が良いとなぜか国民には愛国者に映ってしまう。

私の尺度で、彼は愛国者でなかったし、威勢の良い人間ではなかった。

その証拠に、彼はアベノマスクで支持が一気に低下すると、持病の話が出回るようになり、この時点で私は首相の座を投げ出すことが透けて見えていた。

重病かもしれないが、真の愛国者であるならば、政権トップの座を投げ出すことはなかったはずだ。

マスク配布でわかるように、前例のない事態への対応で実力が見えてしまう。

真の愛国者であれば、挙国一致内閣を作り、一致団結して事に当たるのは言うまでもない当然の姿である。

野党も野党で、コロナを利用して政争の具にいている。

彼らも真に国民の今・将来を憂えるのであれば、やるべきことは、自民党政権の対応を批判するばかりではないはずである。

今回のコロナ対応がなぜこうなったのか。

理由は簡単である。

戦後の左翼伸長で、軍事に興味を持たない、否定することが平和に繋がると左翼が国民に吹き込んだ結果である。

そして、そうした環境の上にあぐらをかいて政権の座に就いていた右派政党が、今回の結果を生んだものである。

軍事の基本は危機管理である。

最悪の事態を常に想定し、その対策を考える。強迫神経症に近い精神状態が要求される。

そうした思考すら否定された結果が、今のコロナ対応である。


能力があれば、そこそこの対応はできるが、何らかの結果を出す対応はできないのは社会人であれば理解できると思う。

今回の新型コロナウイルス・パンデミックは、「過去に(経験したことが)なかったこと」「複雑な状況」「専門家の不在」などが、的確な対応ができない理由である。

感染拡大から一年、自粛→感染(陽生)者減→自粛緩和→感染者増を繰り返してきた。都内にまん延防止等重点措置(以下、「まん延防止措置」)を適用させるというが、これまた〝自粛〟の名前を変えただけでしかない。

つまり、また同じことを繰り返すということになるのは目に見えている。

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