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元自衛官の憂い The third

軍事的色眼鏡で見る世界 軍人は究極の合理主義者です。 合理主義者であるが上に、「人道」を忘れたり、犠牲にしたりすることがあります。 軍人は行動は計画的、本心を隠す、混雑する場所を避ける、計画的な金銭感覚、意志が固い、職場での信頼を得やすい、そして最後に家庭では扱いがぞんざいにされるです。 家庭ではぞんざいに扱われながらも、軍事的色眼鏡で見てしまう元自衛官の雑感などを書いていきます。
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  • :07/30/05:46

12201939 サタニズムとエクソシスム

戦後日本は、戦争の惨禍を帝国主義の責任とし悪魔のように否定し、新たな世界観を共産主義に求め悪魔祓いでもするかのように喧伝し、戦前・戦中のすべてを否定しました。


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 世界ではすでに崩壊してしまいましたが、日本には共産主義(左翼)思想が未だに健在です。

 彼らの訴えは単純明快で、単純明快だからこそわかりやすく受け入れやすいという面があります。しかし、だからこそ誤魔化しやすくもあり非常に危険な思想であるにもかかわらず、集団に過剰適応しやすい日本人は共産主義政党を黙認しています。

 左翼思想は権力を「悪」と捉えます。そして権力=武力と解釈し、武力=暴力と認識しています。

 しかし、集団で社会を形成すると権力が必要になります。社会常識をわきまえていれば、常識的な話です。権力は強制力であり、その強制力(権力)により社会秩序が保たれ、秩序が維持されます。

 考えれば、権力を否定することは秩序を否定しているのと同じで、アナーキズムに繋がるものです。

 権力は「お上」ではありません。

 権力者を「お上」と称してきたのは、日本古来からの因習です。貴族社会、武家社会、明治、大正、昭和、そして戦後になり俗用として「お上」は生き残ってきただけです。

 権力は特定の集団や団体が握るものではなく、人民ものであり、権力は支配者から奪い取ることにより成立するものです。奪い取った権力は、民主的な手続きにより権力の交替が行われます。これが民主主義革命です。

 日本にはこの民主的な手続きを経験せず、民主主義を人民は手にしたため、民主主義を理解せず人民に浸透したためアナーキズム的左翼思想が許容され広まりました。

 権力を否定する左翼思想は、警察と犯罪者を同一視するのと同じです。消防署があるから火事が起きる、警察があるから犯罪が起きる、医者がいるから病気になるというあり得ない論法なのです。左翼思想家の主張は、これと同じで自衛隊があるから戦争が起きるのです。

 戦争は結果です。その原因が「軍隊」にあるというのは短絡的であり、無意味な論法です。戦争の原因は単一ではなく、日本のように軍隊に責任を押し付けるのは馬鹿げた行為です。

 権力とは他人を強制し服従させる力です。国家や政府が権力を握り、国民に対し強制する強制力を意味します。

 国家の掌握した権力は「国家権力」であり、領域におけるすべての人、団体に対し強制力を発動することができる唯一の存在です。

 国家権力とは統治権であり。その国にいる人は国家権力に従わなければならないものであり、他国の権力により干渉されることは許されません。国家権力は「主権」であり、その範囲は領土・領海・領空に及びます。

 国家体制は権力を掌握した者が決めます。国家の独立には権力を保持しなければ、独立は保つことはできません。自分の国を守れない者に権力のトップに座る権利はありません。

 先述したように権力は人民のものであり、秩序を維持すること、国を守ることは国民の義務なのです。 

 いつまでもサタニズムとエクソシスムのような発想で政治を論じているのは愚かであり、日本の将来を安泰にするものではありません。理由のわからない解散総選挙、理由が無いからこそ大きな意味を持っていたのかもしれません。

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