元自衛官の憂い The third
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04071957 | バカチョンは差別用語ではありません! |
自民党の谷垣幹事長が大阪市での街頭演説で差別的表現を用いたとして陳謝、撤回しました。
「バカだ、チョンだ」という部分が差別的なのだそうですが…チョンという言葉を調べてみました。
ちょん髷(まげ):力士や時代劇でちょん髷姿を目にします。髷とは、髪を束ね頭頂部でいろいろな形にします。これを「髻(もとどり)」と言いますが、その一つがちょん髷です。「ゝ」の形に似ているからというのが語源だとされています。髷には、大銀杏、銀杏髷、さかやき、ちょん髷・・・など男髷、女髷もあります。
若い方は知らないと思いますが、「ちょんの間」という懐かしい言葉があります。風俗街に行くと、4畳半位以下の部屋に布団やソファが置かれ、そこでひと時の時間を女性相手に楽しむというものです。今でも存在する場所もあるようですが、それは風俗情報などで確認してください。
ちなみに、「ちょんの間」の“ちょん”とは、拍子木の打音のことで、芝居の終了時に拍子木を打つことから、物事の終了を「ちょん」とし、幕間の短い時間をちょんの間=短い時間という意味から使われるようになりました。
釣をされる人はご存知でしょうが、「チョン掛け」というエサのつけ方があります。本来、エサは針を通すのですが、エサの一部に針を掛けるもので、生きエサ弱りにくいという利点で使われます。
ちょん掛けでは、相撲の決まり手にもあります。「ちょんと押す」「ちょん切る」など、〝ちょん〟は日本語の中に多く見られます。
谷垣さんが使った「バカだの、ちょんだの」という言葉は、『万国航海 西洋道中膝栗毛』の中に見られます。十返舎一九の『東海道中膝栗毛』の東海道の旅物からロンドン万国博覧会に向かう道中記が書かれたものですが、ちょんという江戸言葉の「半端者」という意味から、朝鮮人を指す「チョンコ」や「チョン公」と同じ意味に理解されるようになったようです。
バカだの、チョンだのと言うと、「バカチョンカメラ」を思い出しませんか? コンパクトカメラです。
オートフォーカスのコンパクトカメラをCMのコピーで、「バカチョンカメラ」というのが最初に使われました。
このコピーが広まり、バカチョンカメラ=オートフォーカスのコンパクトカメラを指すようになりました。電子レンジなどもそうですね、「チンして」などと未だに言ってます。
バカチョンは朝鮮人・韓国人を侮蔑的に使う言葉でもないにもかかわらず、「部落解放同盟」なる団体が「チョン」は在日の人たちを指す差別用語だとして騒ぎ立て、いつの間にかバカチョンは差別用語になってしまいました。
いわゆる同和団体ですが、かつては「同和」の入った名刺を持って建設現場に来ては自分たちの要求を通そうとしていた人たちが多くいました。丁重に扱わないと、「差別的」だと騒がれようものなら、日本人の多くは付和雷同なため日本国民を敵に回すようなことになります。
部落解放同盟は様々な団体と関係があり、ヤクザから政治家までそのコネクションの広さは半端なものではありません。
差別問題は解決されなければならないことですが、それを訴える人たちが特権意識の下に様々な要求をすることを放置することは差別を解決することとは程遠いものです。
そんな人たちが、差別用語だと指摘してマスメディアが鵜呑みにするのは品性に欠ける行為であるだけでなく、日本語を滅ぼすことにも繋がります。
政権政党の幹事長たる人が、言葉を選ばなかったとのそしりは受けて当然かもしれませんが、何もかも差別用語だと批判され、何の反論もせず甘受することはいかがなものでしょうか。
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