元自衛官の憂い The third
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08290936 | 嫌な世の中 |
戦中派ではないので、戦前、戦中の状況はまったくわかりませんが、今の日本の状況はあの時と酷似しているのではないかと感じる時があります。
元自衛官の高級幹部が様々なウェブメディアで対中強硬を主張し、素人さんまでが対中強硬策を訴える始末です。
最近、増殖しているのは意味も無く自衛隊を賛美する人の存在です。
例えば、C-2輸送機がようやく初号機が納入されましたが、各国の反応が賛美するものばかりを紹介するものが目に付きます。
初号機が納入されたわけですから、いまだに海の物とも山の物ともつかないものを“賛美”するとは異常です。ブランド物であれば、信用もできますが、新しく作られたものですから何を根拠に賛美しているのかなど理解できません。
そして、尖閣諸島周辺で日中間で武力衝突した場合、自衛隊が有利に戦闘を展開するというものがあります。
確かに筆者も尖閣諸島だけの局地戦で海空戦力が戦闘状態になれば、日本の自衛隊に勝ち目はあるかもしれません。しかし、中共政府は絶対に負けられない政府です。小日本を相手に敗北となれば、中共政府が吹き飛びかねない事態になります。
何でも理由を付けて何でも平気でやる国ですから、絶対に油断はできません。忠実な狂犬「北鮮」まで抱える国ですから、北鮮も何らかの行動を起こすことでしょう。
それでも、勝ち目があると言えるでしょうか。
北鮮が潜水艦発射弾道ミサイルの実験に成功したと公表しましたが、潜水艦発射ミサイルが脅威となるのは我が国だけです。
ボロ潜水艦でリスクを冒し太平洋に出るよりは、日本海で短距離移動し日本を標的にするほうが作戦成功の確率は上がります。
潜水艦の痕跡を消せれば、日本の数か所に対し同時多発で核攻撃が可能になります。奇襲攻撃が可能となるのです。
この国は、専守防衛という名の本土決戦主義国家ですから、やられたらやり返すしかできません。やられる前にやることは許されない国なのです。核攻撃を受けてやられたらやり返すでは、何ができるのでしょうか。核攻撃の悲惨さを熟知する世界で唯一の国であるはずの我が国が、そんなことでいいのでしょうか。
それでも、グループの解散の犯人捜しをしますか?
女優さんの息子の犯罪を女優さんに問いますか?
そんなことをしている場合ですか?
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