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元自衛官の憂い The third

軍事的色眼鏡で見る世界 軍人は究極の合理主義者です。 合理主義者であるが上に、「人道」を忘れたり、犠牲にしたりすることがあります。 軍人は行動は計画的、本心を隠す、混雑する場所を避ける、計画的な金銭感覚、意志が固い、職場での信頼を得やすい、そして最後に家庭では扱いがぞんざいにされるです。 家庭ではぞんざいに扱われながらも、軍事的色眼鏡で見てしまう元自衛官の雑感などを書いていきます。
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  • :07/27/19:05

05190118 平和ニッポンを象徴する記事

日本は平和です。
 
近くの国が専制国家で核兵器・弾道ミサイルを持ち、何の罪もない日本人多数を拉致しているというのに、自分に火の粉が降りかからなければ全く関心すら持たない。
 
あれだけの犠牲を出したのに東日本大地震の被害に関心が無くなる。他の大きな災害も同じです。関心を持たなければ、関わらずに済むとでも言いたげな日本人が多い昨今です。
 
地震による被害など考えなければ、地震除けにでもなるのでしょうか。軍事知識を否定すれば、戦争に巻き込まれずに済むのでしょうか。
 
『神奈川新聞』の記事ですが、市民団体(当然、左翼系)「ヨコスカ平和船団」のボートが、ロナルド・レーガン(原子力空母)出港時に、警戒活動中のアメリカ海軍の基地警備用小型哨戒艇(ボート、M60機関銃搭載)とにらみ合った時のことを指しているようです。これを「威嚇」と言えるのか…。
 
乗員は機関銃に手をかけていますが、銃口は上に向けられています。威嚇と言うよりは、「接近するな」と警告していると私は思います。
 
地上で武器を使用する威嚇だと、武器(銃)を示し、相手を狙わずに発砲すると「威嚇射撃」となります。「指示・命令に従わなければ発砲する」との意思表示です。こちらに向かって来る場合は、以下のように対処するとされています。「止まれ」のジェスチャーをする。それでも止まらない場合に銃口を向ける。それでもなお止まらなければ、威嚇射撃を実施します。それでも止まらない場合に危害射撃を実施します。海上でも同じ手順で進められるはずです。神奈川新聞には、団体が提供した画像が載せられていますが、どう見ても威嚇には見えません。
 
「日本は銃社会ではない」と指摘が来そうですが、日本標準では世界に通用しません。日本に駐留するという特殊な存在のアメリカ軍ですが、国境では海保や自衛隊、一般の皆さんも海外旅行などされますので、日本標準にこだわってばかりでは命に危険が及ぶことお考えられるのです。
 
しかし、この団体はアメリカ海軍には阻止線が張られアメリカ海軍艦艇に接近できませんが、海自艦艇にはかなり接近しているのが団体のHPで見られます。今回はアメリカ海軍をハメただけです。
 
団体は威嚇はあってはならないと主張していますが、危険な所に近づくのを阻止されてそうした主張というのは空振りです。大型船に小型の船を近づけるのは、フネに素人の私でもわかることです。
 
主義主張ではなく、真に日本の未来を考えられるようになりましょうよ。でないと、共産主義を標榜する専制国家みたいになってしまいます。日本の平和は日本国民にかかっているのですから。
 
 

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