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元自衛官の憂い The third

軍事的色眼鏡で見る世界 軍人は究極の合理主義者です。 合理主義者であるが上に、「人道」を忘れたり、犠牲にしたりすることがあります。 軍人は行動は計画的、本心を隠す、混雑する場所を避ける、計画的な金銭感覚、意志が固い、職場での信頼を得やすい、そして最後に家庭では扱いがぞんざいにされるです。 家庭ではぞんざいに扱われながらも、軍事的色眼鏡で見てしまう元自衛官の雑感などを書いていきます。
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  • :07/26/00:41

05251119 朝貢好きは朝鮮半島だけではなかった

トランプ大統領が「国賓」として来日します。威勢の良い発言の割には、安倍さんの媚を売る姿は滑稽です。それに気付かない日本人が少なからずいるのは残念です。
 
前回、トランプ大統領が来日した際には横田に降り立ちました。日本ではほとんど取り上げられませんでしたが、〝進駐軍の大統領(最高司令官)〟丸出しでした。
 
安倍さんはファーストネームで呼び合うと親密だと言わんばかりですが、プーチン大統領をファーストネームで呼んで無視されたのは笑いました。安倍さんは確かアメリカ留学経験があるはずですが、わかってないようです。
 
アメリカ人は「ファーストネームで呼んでくれ」とか、よく言いますが、日本人はこう言われると〝気さくな人だ〟なんて思ってしまいます。多分、安倍さんはこれでトランプ大統領と“トモダチ”になれたんだと思ったのではないでしょうか。実はアメリカ人は、誰にでも「ファーストネームで呼んで」と言うのです。本当に親しい間柄になれば、ミドルネームで呼び合います。ちなみに、トランプ大統領はドナルド・ジョン・トランプです。〝ドナルド〟と呼べるからと、安倍さんは得意満面ですが…アメリカ人からすれば、そう大した意味はありません。知り合い程度の感覚です。安倍さんが田舎者に見えてきます。
 
安倍さんのトモダチのトランプ大統領ですが、かなり日本を叩いていたのを覚えていらっしゃいますか?
 
大統領選挙戦では、「同盟国がアメリカに依存せず、自国防衛のために核武装すべきだ」と言っていました。これは、かなり大きなニュースになりました。日本に核武装を認めることは、国際社会の理解の枠をかんぜんに超えてしまっています。「頭のおかしい北朝鮮に対して、日本は自分たちで国を守ったほうがいい」と切り捨てました。
 
選挙期間中盤になると、トランプ大統領は日本に対するコメントを少しずつ軌道修正するようになります。そして、「日本が大好き」とか「日本と素晴らしい関係を築けるだろう」とまで変わります。
 
宗旨替えするのも当然です。アメリカの同盟国ですし、日本が核武装をするのであれば、在日アメリカ軍は日本から撤退するのは当然です。となれば、アメリカのプレゼンスは東アジアから無くなってしまいます。日本が核武装することで、ロシア・中国とどのような関係になるか、極端な言い方ですがアメリカが排除されることも考えられます。
 
もっとさかのぼって、トランプ大統領がビジネスマンだった頃は、日本を見下し、「率直に言って、日本について好きなのはお辞儀だけだ」とまで言っています。
 
トランプ大統領と良好な関係だといえるのは、北朝鮮というカルト国家があればこそです。仮に金正恩がはじけて、アメリカに弾道ミサイルをぶっ放そうとすれば日本が撃墜します。アメリカの露払いです。中国と仮に武力衝突するとなれば、日本の自衛隊がアメリカ軍のさまざまなシステムを補完することでしょう。中朝が存在し、トランプ大統領の任期中は日本国の日本も相応に安泰でしょう。しかし、トランプ大統領は一皮むけば「アメリカファースト」ですので、日本がちょっと蹴つまずいたら最後、トランプ大統領は怒りの魔王となって日本に牙を剥いてくることは間違いありません。
 
日本に「カジノ」といった話が本格化していますが、裏では日本にカジノが出来ればトランプ大統領のお友達が出店するようです。トランプ大統領に媚を売るための、カジノではないかとさえ言われています。カジノの売り上げは3割が国、残りの7割は事業者に渡ります。
 
偶然かもしれませんが、トランプ大統領の最大の支援者であるシェルドン・アデルソンはアメリカでトップの富豪であり、カジノグループを経営者であり、シオニストでもあります。トランプ大統領がイスラエルのエルサレム首都承認をしましたが、これもまた偶然かもしれません。
 
日本では大きく扱われませんでしたが、鉄鋼とアルミに追加関税を課しました。その理由は、「安全保障上必要」と説明していましたが、これは国内産業を守るために追加関税を課したのは明白でした。もちろん、日本の対象になりました。
 
この延長線上にあるのが、アメリカと中国の貿易戦争と呼ばれる追加関税の報復合戦です。自動車に追加関税を課していないのは、実はアメリカでアメリカ人が買う車の価格が上がるためです。売れない車を作り続けて、売れない理由を他国製の車のせいにする。大人気ないと言うか、ビジネスマンとしての能力を疑ってしまいますが、今や世界最大・最強の軍隊の最高司令官でいらっしゃいますので怖いもの無しなのでしょう。
 
そうそう、イランに因縁をつけて制裁に打って出たトランプ大統領ですが、イランの敵対国はイスラエルです。突然、思いついたようにイラン叩きを始めました。シェルドン・アデルソンがユダヤ系であり、トランプ大統領最大の支援者という偶然かもしれませんが、トランプ大統領は世界平和・調和よりもアメリカを私しているように見えてくるのは私だけでしょうか?
 
日本もイランから原油を輸入できなくなるようですが、このままいけばガソリンの価格ははね上がることでしょう。かつてのオイルショックのような事態にならなければ良いのですが。
 
◯◯ファーストで世界大戦のきっかけになった事実を最後に記しておきます。世界中でブロック経済が広まり、日本は戦争で打開する方法を選択しました。オバマ大統領までのアメリカは、同じ轍を踏まないようにと言い続けてきました。アメリカがリーダーシップをとり、自由貿易体制を作ろうとまでしていたのです。それをひっくり返したのは、トランプ大統領です。トランプ大統領に媚を売る安倍晋三。
 
トランプ大統領は私腹を肥やすために世界を動かしているかしれません。世界はトランプ大統領に抗議する市民が増えています。そんなトランプ大統領に媚を売る日本は、トランプ大統領が断罪される時、同罪とのそしりを受けることになるでしょう。
 
朝貢を続ける、と言うよりもトランプ大統領に媚びを売る安倍首相。それを私たちは許して良いのか。問われる時はそう遠くない先でしょう。

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