元自衛官の憂い The third
軍事的色眼鏡で見る世界
軍人は究極の合理主義者です。
合理主義者であるが上に、「人道」を忘れたり、犠牲にしたりすることがあります。
軍人は行動は計画的、本心を隠す、混雑する場所を避ける、計画的な金銭感覚、意志が固い、職場での信頼を得やすい、そして最後に家庭では扱いがぞんざいにされるです。
家庭ではぞんざいに扱われながらも、軍事的色眼鏡で見てしまう元自衛官の雑感などを書いていきます。
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(07/12) |
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07232207 | [PR] |
08062152 | 広島原爆の日 |
75年前の8月6日、人類史上初の核攻撃が行われました。
ならない事実です。
私はアメリカを非難するのではなく、核兵器を非戦闘員を標的に使用した(戦略爆撃)という事実は世界の歴史に刻まれるよう日本人は努力を惜しんではならないと考えます。
非戦闘員は攻撃対象にはなりません。大量殺戮を目的とした核攻撃という事実は、如何にアメリカが真珠湾攻撃への報復と謳おうとも認められるものではありません。
更に、命令発出の手続きを資料から推測すると、当時のトルーマン大統領が承認していなかったようです。しかし、日本本土無差別爆撃「トワイライト作戦」は大統領が承認しており、原爆投下がその延長線上にあると考えれば、トルーマン大統領が原爆投下を承認していない=トルーマン大統領に罪はないということにはなりません。
広島への原爆投下命令は、原爆製造計画(マンハッタン計画)責任者レスリー・グローブス(当時、少将)が投下命令書を起案。陸軍参謀総長(代理)からスパーツ陸軍戦略航空軍司令官に実行命令が出されました。原爆投下が対日軍事作戦の一環と解釈すれば、大統領の承認を求める必要はありません。日本への無差別爆撃は「トワイライト作戦」ですでに大統領は承認済みなのですから。
事実として原爆投下作戦はトルーマン大統領は知らなかったのかもしれません。しかし、日本への無差別爆撃を承認していた以上、日本国民にどのような禍がふりかかるかはトルーマン大統領は想像に難くないはずでした。
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