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元自衛官の憂い The third

軍事的色眼鏡で見る世界 軍人は究極の合理主義者です。 合理主義者であるが上に、「人道」を忘れたり、犠牲にしたりすることがあります。 軍人は行動は計画的、本心を隠す、混雑する場所を避ける、計画的な金銭感覚、意志が固い、職場での信頼を得やすい、そして最後に家庭では扱いがぞんざいにされるです。 家庭ではぞんざいに扱われながらも、軍事的色眼鏡で見てしまう元自衛官の雑感などを書いていきます。
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  • :07/29/23:54

12150818 彼を知らず己を知らざれば、戦ふ毎ごとに必ず敗る

自分の国のことだけに、あまりな負けっぷりには開いた口が塞がらない状態です。


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中華人民共和国国防部(中国国防省)が10日夜、沖縄本島と宮古島の宮古海峡から西太平洋に向かう定例の遠洋訓練を実施していた中国空軍機に対し、日本の航空自衛隊のF-15戦闘機が接近し、「妨害弾」を発射し中国側の安全を危うくしたと発表しました。同国防省は日本側に「重大な懸念」を伝え、抗議したとしています。

軍事的には“妨害弾”とはいったい何のことか、まったく想像もできません。メディアでは、「フレア」(デコイの一種)ではないかとの憶測が流れていますが、空自機がフレアを発射したというのであれば、ミサイル警報装置が作動したと判断され、容易ならざる状態であったと見るべきです。

中国国防部の発表を追うように、統合幕僚監部が戦闘機を含む中国軍機6機が沖縄本島と宮古島の宮古海峡上空を追加し、空自戦闘機の緊急発進で対応したことを公表しました。そして、中国軍機に対し近距離で妨害を行った事実はなく、妨害弾を発射し中国軍機と人員を脅かしたじじつも一切ないとコメントしました。

公表の遅れは、後だしじゃんけんと思われてもおかしくありません。発表するのであれば、なぜ先に発表しないのでしょうか。筆者がスクランブルを公表するのに反対する理由の一つです。

情報を公表することは、国内だけでなく海外にも伝わることを防衛当局は理解しているのでしょうか。

外交センスの無さと情報をどう扱うか、その情報をどう公表すべきかの指針が無いことが明らかです。

中国は「やったもん勝ち」を第一としています。そんなことは、日本人の誰もが知っていることです。日本政府/外交当局だけが、それを理解していない有様です。

日本国内では、大陸や半島文化の「やったもん勝ち」をする人が増殖し続けているというのに、公的機関だけが取り残され、フェアに立ち振る舞うという滑稽な姿をさらすだけです。

筆者も「やったもん勝ち」は許してはならないと心情的には考える一人です。あくまでもフェアであるべきだと考えますが、相手がフェアで臨んではこないのですから、相応の対応が必要になり、日本もそれに応じた対応をすべきだと考えます。

「彼を知りて己を知らば、百戦して殆あやふからず」で応じるのが外交のあるべき姿ではないでしょうか。

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