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元自衛官の憂い The third

軍事的色眼鏡で見る世界 軍人は究極の合理主義者です。 合理主義者であるが上に、「人道」を忘れたり、犠牲にしたりすることがあります。 軍人は行動は計画的、本心を隠す、混雑する場所を避ける、計画的な金銭感覚、意志が固い、職場での信頼を得やすい、そして最後に家庭では扱いがぞんざいにされるです。 家庭ではぞんざいに扱われながらも、軍事的色眼鏡で見てしまう元自衛官の雑感などを書いていきます。
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  • :07/29/05:05

04080910 悪意?

空自飛行点検隊機が消息を絶ち捜索が続いています。これまでに、乗員と見られる4名が発見されましたが残念ですが心肺停止状態で発見されました。残る2名の発見が急がれますが、陸海空で捜索に当たっていらっしゃる隊員のモナさんには、大変ご苦労ではありますがもう一頑張りしていただきたいとお願いしたいだけです。


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飛行点検隊機の墜落は、筆者の記憶の中では初めてです。部隊としてはマイナーで、装備機はYS-11FC3機、U-1253機の6機だけです。

飛行点検隊は沖縄を除く日本全国の陸海空の航空基地約160ヶ所の地上に設置された航空保安施設の定期的な機能点検を行っています。

 

部隊は埼玉県入間基地に所在し、隊本部、飛行隊、整備隊で約80名で構成されています。

点検項目には地上の計測員と飛行点検器を正しい着陸コースに乗せるための誘導を行い、これに応じて飛行点検機のパイロットは誘導に従って操縦し、機上の点検装置を用いてその機能を点検します。計器着陸装置(ILSInstrument Landing System)の点検では、必要データを得るため滑走路への着陸進入と着陸復行を数十回繰り返し、場合によっては数時間に及ぶこともあります。

表に出ない陰の部隊ですが、こうした部隊の存在なくして自衛隊は安全に飛行できません。

筆者は朝日は昔から嫌いでしたが、今回の事故でネットの朝日の記事を目にすると悪意に満ちた表題が気にります。

47日に『空自機不明周辺、雲で視界不良多発 飛行の難しさも』と、危険な山間部に向かったかのような印象付けを狙ったと思われます。

この記事では最後に、『この基地から飛んだことのある海自のパイロットは「基地北側には高い山が多く、通常の任務では山が低い南側の空域を飛ぶことが多い」と話す」と、明らかに朝日は危険な飛行をしたと婉曲に表現しています。

この日の朝には、『「低空飛行の機体見た」空自機、鹿児島で不明』との記事が出ていますが、誰が低空飛行の機体を見たのか、低空飛行の機体をどこで見たのか等は一切記事の中にはありません。

懲りていないようです。

筆者の現役時代は制服を着て街を歩けば石は投げられませんでしたが、「税金泥棒」などと言われたことがあります。

そうした時代を経験した立場としては、こうした国民の厳しい目は必要だと認識しています。しかし、だからと言って適正な批判ではなく、誹謗中傷は自衛隊員たちを萎縮させるだけです。

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