元自衛官の憂い The third
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12170923 | 情ない |
また不倫報道でわき立つメディアですが、家庭や家族を壊す可能性さえあり、そんなことを他人が誇らしげに報道する姿は醜悪にさえ見えます。
芸能人の不倫がことに昨今の「文春」で報じられると、なぜ『謝罪会見』をするのでしょうか。不倫はいけないことですが、芸能人個人が大勢の記者を前に「謝罪」する必要があるのでしょうか? 誰も疑問に思わないのでしょうか?
不倫に過敏に反応するのはメディアだけではありません。ネット上にも過敏な反応が見られ、芸能活動ができない、生活に差し障りが出る事態さえ招きます。完全なバッシングです。
自業自得かもしれませんが、尋常ではありません。
数日前に明らかにされた某女性タレントさんは、不倫が事実はどうかはわかりませんが、息子さんがいらっしゃり、母親が完全にさらし者になる姿を目にしたら心に大きな傷を残すことでしょう。
大人が考えなければならないのに、大人が雁首揃えて「不倫はあったんですか?」などと詰め寄るのは常識を欠いた行動ではないでしょうか。
インターネットの普及が大きく影響していると思います。インターネットとSNSにより、意見を発信する機会が増えましたが、時流に乗ることで多数派に迎合し、自分だけが違う意見を出すと叩かれるため、炎上してしまうために、それを避けるためにバッシングに走るのではないでしょうか。
不倫報道で、「正義」対「悪」を演出し、それにまんまと乗っかり衆目を集める達成感を味わえるため、報道は過熱しネット上で素人が正義を振りかざす時代になったのではないでしょうか。
考えてもみてください。タレントさんの不倫などどうでもいいことです。もっと言えば、お隣のご主人や奥様の不倫もどうでもいいことです。
どうでもいいことだから、意見はどちらかに走りやすくなり、敢えて反対意見を唱える人が出てくることはありません。
沖縄県宜野湾市で米軍ヘリ部品落下の保育園に、「自作自演」といった中傷のメールや電話が増えているそうです。
そんな主張でできる証拠などないのですが、正義感にかられた人がこのような行動に出るのでしょう。
仮に「自作自演」だったとしたら、中傷する人たちは何らかの損害を被るのでしょうか。これもまた、自分たちにはどうでもいいことだから、こうして批判するのでしょうが、これはもう無責任というものです。不倫を「悪」だと子供のいる母親をさらし者にする「正義」と同じです。
大人げないと言いますか、低俗と言いますか、情けなくなってきます。
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