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元自衛官の憂い The third

軍事的色眼鏡で見る世界 軍人は究極の合理主義者です。 合理主義者であるが上に、「人道」を忘れたり、犠牲にしたりすることがあります。 軍人は行動は計画的、本心を隠す、混雑する場所を避ける、計画的な金銭感覚、意志が固い、職場での信頼を得やすい、そして最後に家庭では扱いがぞんざいにされるです。 家庭ではぞんざいに扱われながらも、軍事的色眼鏡で見てしまう元自衛官の雑感などを書いていきます。
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  • :07/28/12:31

12111059 種まき権兵衛

「権兵衛が種をまきゃ烏がほじくる」

こんなフレーズをご存知の方もいらっしゃるでしょう。

安倍さんのハワイ訪問ですが、筆者は賛成できません。


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安倍さんのハワイ訪問が発表されると、案の定、中国が反応しました。

「中国にも慰霊できる場所はある」「アメリカ人が真珠湾を忘れないように、中国人も反ファシズム戦争・抗日戦争で払った大きな犠牲や南京大虐殺で亡くなった同胞を永遠に忘れることはできない」と外交部報道官がコメントしました。

「もし日本側が深く反省し、真摯に謝罪しようとするならば、慰霊できる場所は数多くある」とも。

安倍さんがハワイに行くと発表されただけで、もうほじくり返されているのです。

韓国も同様の反応をすると思いますが、今は韓国はそれどころではないですから、朴槿恵さんの今後が決まり国内が鎮静化したら、中国以上に強い反応を示すでしょう。こんなこと、誰が考えてもわかります。

さらに、韓国の次期大統領が誰になるかでは、日韓関係が今以上に反日傾向が強まる可能性も否定できません。

ハワイなどに行っている場合ではありません。どんな目論見でハワイを訪れるのか皆目見当もつきませんが、ハワイ訪問という種を撒いて早速ほじくり返されたわけです。

クリントン氏の落選、トランプ氏就任前のすり寄り、プーチン氏の予想外の動きなど、外交的予測の失敗続きの日本政府/外務省ですが、そこへハワイ訪問です。

筆者は米国内に存在する安保ただ乗り論、それを強く主張する共和党の大統領が就任するとなれば、何らかのパフォーマンスも必要になることくらいは理解できます。しかし、ハワイ訪問はあまりにも波及効果があり、その効果は決して日本に良いものではありません。

ハワイ訪問の(良い)効果を考えると、オバマ大統領と同行するわけですから、互いに歴史に名を遺すことになります。オバマ大統領は被爆地訪問、安倍首相は真珠湾訪問と大きな看板が付くことになります。しかし、裏を返せば安倍さんの失態続きの外交で起死回生の代打を出したといったところでしょう。

その代打(ハワイ訪問)が、どうのような結果を招くかは誰も予測できません。

ハワイ訪問は反対です。これは完全に対症療法です。対症療法ではなく根治治療を目指すべきです。それは多くの時間を要しますが、足元を固め、じっくりと向き合うことが必要です。権兵衛のように素人ではないのですから、烏に種をほじくり返されないようにして欲しいものです。

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