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元自衛官の憂い The third

軍事的色眼鏡で見る世界 軍人は究極の合理主義者です。 合理主義者であるが上に、「人道」を忘れたり、犠牲にしたりすることがあります。 軍人は行動は計画的、本心を隠す、混雑する場所を避ける、計画的な金銭感覚、意志が固い、職場での信頼を得やすい、そして最後に家庭では扱いがぞんざいにされるです。 家庭ではぞんざいに扱われながらも、軍事的色眼鏡で見てしまう元自衛官の雑感などを書いていきます。
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  • :07/28/09:07

07241441 軍事アナリストは信用してはいけない

 アナリストとは、一般的には専門分野に精通し、様々な情報を基に多角的な分析・アドバイスを行う人のことを指します。

 軍事アナリストの中には、批判される人もいれば、受け入れられている人もいますので面白いものです。


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 「軍事」というカテゴリーで日本を見渡すと、まったく興味を持たれないで、ごく一部のマニアのみが注目する大変狭い世界です。

 なぜ、このようになったのか推測すると、あまりにも話のスケールが大きくなり受け手が理解できないままで放置されているためだと本稿では考えます。

 仮に情報発信する軍事関係者は数多いますが、想像できない世界の話+実際に起きればあまりにも悲惨な話になり→さらに想像も尽かない話になってしまうためです。

 たぶん、「正常性バイアス」が働くのだと思われますが、想像も尽かない世界であるためだと思います。

 軍事アナリストを信用するなと言いたいところですが、様々な世界にアナリストだけでなく「評論家」などたくさん存在していますが、分析・評価する側は、情報を受けると自分の経験則に基づいた分析・評価をするものです。

 魚好きか肉好き、野菜好きの違いのようなものです。アナリストは、この好き嫌いが少ないように目指してはいますが、受け手は情報を選り好みしますので、情報はさらに断片的になってしまいます。

 たとえば、最近伝えられた情報ですが、北朝鮮のロメオ級潜水艦の動きが変化しているとアメリカ政府から出されました。

 北朝鮮=弾道ミサイル、潜水艦の不穏な行動。ちょっと考えると、〝ヤバイ〟情報のように思ってしまいます。

 でも、ロメオ級潜水艦が建造されたのは1957(昭和32)~1984(昭和59)年で、時代遅れの存在です。

 だからと言って油断はできません。中国ではロメオ級潜水艦をコピーして対艦ミサイルが運用できるようにしています。

 判断はどうするかは、為政者が決めるものであり、受け手である一般のみなさんは事実を事実として判断材料の一つにしてください。情報を鵜呑みにするのではなく、自分の思想信条から受け入れられない、嗜好的な問題から受け入れられないものでも、とにかく受け入れて自分なりの解釈をしてください。そうすることで、アナリストの存在価値が初めて出てくるのです。

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