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元自衛官の憂い The third

軍事的色眼鏡で見る世界 軍人は究極の合理主義者です。 合理主義者であるが上に、「人道」を忘れたり、犠牲にしたりすることがあります。 軍人は行動は計画的、本心を隠す、混雑する場所を避ける、計画的な金銭感覚、意志が固い、職場での信頼を得やすい、そして最後に家庭では扱いがぞんざいにされるです。 家庭ではぞんざいに扱われながらも、軍事的色眼鏡で見てしまう元自衛官の雑感などを書いていきます。
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  • :07/27/13:39

11051104 ある歴史改ざん者


歴史認識(=歴史観)という言葉が、日韓・日中の間で飛び交うことがあります。

「歴史認識」とは何か、何ら説明されいまま放置されていますが、それでもなお日韓・日中関係を修復しようという動きがあります。

実は歴史観で現在の状況を説明するこは不可能だということを、誰も口にしないのはなぜなのでしょうか。


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陳舜臣先生は、 『中国五千年(下)』の中で"「歴史は勝者によって書かれる」" と書かれています。

これには賛否両論あると思いますが、筆者は事実だと認識しています。

たとえば、第二次世界大戦での日米戦争では、真珠湾攻撃は日本の騙し討ちにより始まった戦争という歴史が遺されています。

しかし、事実は無能な外務省の小役人がアメリカの大使館で浮かれていたのが原因です。しかし、勝者の歴史は騙し討ちなってしまっています。現実には、真珠湾攻撃はホワイトハウスは掌握しており、ハワイにこれを意図的にホワイトハウスが伝えていなかったのは最近の資料等で明らかになっています。

これは、プロパガンダに利用され、日本への無差別爆撃、広島、長崎への核兵器使用まで正当化されてしまっています。

つまり、歴史観で外交関係を築くことは、未来に資するものではないということを我々は認識しなければなりません。

日韓関係はことさら悪化するだけですが、これこそが歴史観で外交関係を築こうとする韓国側に問題があります。

そして、村山富市という政治家は人間として「謝罪」するという国のトップとしては、やってはいけないことをやってしまい、それを材料にいまだに韓国は日本に対し謝罪と賠償を要求しているのです。

村山富市は人間としての正義感から「村山談話」を発してしまい、日本国首相という立場を完全に忘れ去っていたのです。

歴史観の違いにより齟齬が生まれるのは日本国内にもあります。

明治維新は「江戸幕府に対する討幕運動から、明治政府による天皇親政体制への転換とそれに伴う一連の改革」と認識されていますが、賊軍と決めつけられた旧幕府軍から見れば、薩長はクーデターを起こしたテロリストのようなものです。

ですから、村山富市は人間としては「村山談話」は賞賛されるべきものですが、一国の首相という立場の「村山談話」は歴史を改ざんし日本に計り知れない不利益を招いただけなのです。

歴史観で日本政府自身も誤った解釈をし、解決できない問題があります。「北方領土問題」です。

日本政府は国際法上認められない「日ソ中立条約」を一夫的に破棄され、北方領土を占領されたと主張し返還を求めています。

ですが、当時、条約を破ることは日常茶飯事でした。さらに、(旧)ソ連(現ロシア)から見れば、軍事占領したわけですから返還するのは再び戦争で日本が勝ち獲る以外あり得ないのです。

日本政府が陳腐なのは、竹島については一向に強気に出ないという、相手を見て言葉を変えているため、ロシアは聞く耳など持つはずもありません。それが21世紀なり尖閣諸島問題を生んでしまうのですから、日本政府は救いようがありません。

村山富市はこの事実を理解し、日本国民に謝罪すべきです。生きているうちに。村山談話こそ日韓・日中関係を底なし沼に追いやってしまったのです。

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