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元自衛官の憂い The third

軍事的色眼鏡で見る世界 軍人は究極の合理主義者です。 合理主義者であるが上に、「人道」を忘れたり、犠牲にしたりすることがあります。 軍人は行動は計画的、本心を隠す、混雑する場所を避ける、計画的な金銭感覚、意志が固い、職場での信頼を得やすい、そして最後に家庭では扱いがぞんざいにされるです。 家庭ではぞんざいに扱われながらも、軍事的色眼鏡で見てしまう元自衛官の雑感などを書いていきます。
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  • :08/24/00:24

09101844 70年前と何も変わっていない=成長していない

 "自分の"解釈や意見を述べることを生業としています。さらに、当事者の行いから当事者を忖度して意図を見い出そうとしまうので事はさらにややこしくなります。

それが、北朝鮮情勢が混とんとしている裏にあります。


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 安倍さんは北朝鮮が何かしでかすたびには激しい口調で非難します。しかし、これまで安倍さんの激しい口調とは裏腹に、安倍さんは何ら有効策は何一つありません。

 弾道ミサイルだけでなく、核実験を続けた北朝鮮は水爆まで成功させてしまいました。見事なほど、すべてに失敗を重ねてきたのです。

 安倍さんの防衛問題に対する姿勢は評価されるべきものです。しかし、この北朝鮮政策の失敗の繰り返しは、安倍首相の面目丸つぶれであり、外交能力の低さまで露呈してしまっています。

 初のJアラートが実動し、様々な批判や擁護が飛び出しました。

 しかし、"逃げろ"と言われたところで、日本には地下室がありませんし、公共施設でも避難できる場などありません。Jアラートの本番も訓練も、何も区別できないという悲しい現実があります。

 日本列島を飛び越えた弾道ミサイルの試射では、「前例のない深刻かつ重大な脅威」と「地域の平和と安全を著しく損なう」と決まり文句の羅列でした。

 評論すれば~あくまでも個人の解釈ですが~、軽々に声を荒げて非難するよりも弾道ミサイルや核実験に打つ手がないのですから大した問題ではないという姿勢を示すのも一策ではないでしょうか。

 NSC(国家安全保障会議)を開いても、「ミサイル発射」「核実験」は断固として容認できない日本の立場を再確認するだけで終わっていることでしょう。いわば、完全なセレモニーなのです。

 非難→NSC開催とくれば、次の一手は日米同盟です。

 どこのメディアか忘れましたが、日本が騒ぎ、韓国が静かに対応する差を論評していましたが、実際問題、韓国人は北朝鮮人民と金正恩が、まさか"同胞"である我々に核/ミサイル攻撃はしない〝だろう〟と判断しているからです。それだけ。さらに、怨敵イルボン・イルボンサラムがことさら騒ぎ立てるのを逆に面白がっています。

 自他ともに認めるタカ派安倍さんならば、独自色のある対応を考えるべきなのですが、残念ながら拉致問題も解決できず、ミサイル・核問題もやりたい放題させてしまったのは、賢明な対策が浮かばなかった証拠です。

 私見ですが、憲法改正を国民に強くアピールし、日本だけでも北朝鮮を一戦交えるくらいの覚悟があれば、事態は別の方向に進んだのではないでしょうか。

 日本にできる北朝鮮対応は、話し合いの場を作るしかありません。強硬路線は変えないまま、対話の窓も開けるしかないと思います。そこでは、強硬策だけでなく譲歩も必要でしょう。

 それが、安倍さん自身の政権延命にもつながるはずです。憲法改正、防衛予算拡大、外交の成功と良いこと尽くめです。

 中国脅威で防衛予算を増額し、来年は北朝鮮の脅威でまた防衛予算は増えます。

 誰も言いませんが、Jアラートはかつての「空襲警報」と全く同じです。警報を出したところで、国民を守るべき方策は穴を掘るだけ。防空監視体制が整わず、誤報も少なくありませんでした。何も変わってません。

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