元自衛官の憂い The third
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07280623 | [PR] |
08020815 | Tomomi forever...alone |
7月末から8月初旬は人事発令が出て、何かと忙しい防衛省ですが、空気の読めない人は最後の最後まで空気を読まず去られました。
安倍さんの秘蔵っ子らしいですが、そもそも当選3回で中国/北朝鮮と緊張が高まっており、ど素人を大臣の座に就かせること自体、安倍さんは国防など全く関心が無いことがよくわかります。
威勢の良い話をするのは、保守系からの支持を得るためのセールス・トークなのがハッキリしました。でも、まだ保守系の人は安倍さんを守ると息巻いています。守る価値の無い人を守っても、日本の将来に禍根を残すだけです。
行政改革担当相、政調会長と目立たなかった存在でしたが、防衛相になってからは洋服もさることながら、南スーダンPKO「日々報告」の国会答弁では、派遣部隊が「戦闘」と記載され、野党から「現地で戦闘があったことを認めるのか?」の質問に対し、「戦闘という言葉が使われているのはその通りだが、法的意味における戦闘行為ではない。大規模な武力衝突があったが、国際的な武力紛争の一環として行われる戦闘行為とは評価できない」と答弁しました。意味がわかりません。
敢えて解釈すれば、〝戦闘は起きたが法的な意味での戦闘ではない〟といったところでしょうか。意味がわかりませんが・・・。
さらに突っ込まれると、「憲法9条上の問題になる言葉を使うべきではないので、武力衝突という言葉を使っている」とやっちゃいました。自白です。防衛相みずから南スーダンPKOは憲法上問題があると認めたような答弁を行いました。
「日々報告」が省内ぐるみで隠蔽したのか、辞任でグレーのままでの辞任という最悪の結末でした。
都議選での応援演説での失言。九州北部豪雨では、自衛隊が災害派遣が下令された矢先に、支援者と昼食勉強会(?)に出席など、とにかく枚挙にいとまがない失態・醜態の数々。
森友学園問題でも、学園側との関係を質され訴訟に関わっていないと否定した翌日には、「記憶違いだった」と発言を撤回しました。
これだけの失態を続けながら、それを守って来たのは安倍首相その人です。安倍さんは、任命した自分を守りたかったのか、それとも稲田さんを守りたかったのかはわかりませんが、稲田さんの政治生命まで断つ可能性まで生んでしまったのです。
支持率急落で焦る安倍さんですが、稲田さんを守ることが本当に必要だったのか。そう判断した安倍さんの首相としての能力が明らかになったのかもしれません。
私は保守系でもありませんし、安倍さんを支持していませんので、この騒ぎがどこまで広まるか、それによって日本の針路が多少明るさを増すか、逆に路頭に迷うかの分岐点になると思います。
老婆心ながら、自民党のセンセイ方、公明党(創価学会)に見放されないように頑張ってください
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