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元自衛官の憂い The third

軍事的色眼鏡で見る世界 軍人は究極の合理主義者です。 合理主義者であるが上に、「人道」を忘れたり、犠牲にしたりすることがあります。 軍人は行動は計画的、本心を隠す、混雑する場所を避ける、計画的な金銭感覚、意志が固い、職場での信頼を得やすい、そして最後に家庭では扱いがぞんざいにされるです。 家庭ではぞんざいに扱われながらも、軍事的色眼鏡で見てしまう元自衛官の雑感などを書いていきます。
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  • :07/23/15:01

06150747 リムペットマイン

ホルムズ海峡で日本の会社が運航するタンカーが攻撃されました。一部では、リムペットマイン(吸着爆弾)との見方があります。でも、私はRPGではないかと見ています。




2009年10月27日、海自護衛艦「くらま」と韓国のコンテナ船が衝突。「くらま」が破損し、軍用艦艇の脆弱性が話題になりました。




「くらま」の衝突事故、今回、被害に遭った船が“ケミカルタンカー”だということから推測したものです。




民間船舶の強度は、「くらま」の事故で証明されましたが、ケミカルタンカーは搭載しているのはタンクがステンレス製だったり、腐食を防ぐためにコーティングされており、戦車の複合装甲や空間装甲と同じ効果を出し被害が限定されたと見ています。




当初は「水雷」という名も出ていましたが、水雷とは、火薬の爆発によって直接船艇へ攻撃を行う兵器で、水中で爆発する兵器の総称に使われます。地中で爆発する地雷の対義語に近い言葉で、日本独自の区分です。




水雷には機雷(機械水雷)、魚雷(魚形水雷)、爆雷などを指します。メディアの勉強不足です。




被害タンカーの映像を見てRPGと確信しました。機雷・魚雷であれば喫水線より下に破口ができるはずで、喫水線からはるか上であれば砲撃もしくは爆発物と考えるのが妥当です。




リムペットマインであるならば、なぜ喫水線より上に破口がができたのか。仮にリムペットマインだとするならば、攻撃した船を沈める気は無かったということに尽きるでしょう。だとすれば、わざわざ面倒なリムペットマインを使う理由がありません。小舟で接近してRPGを叩き込めば、それで十分な成果(脅し)が可能です。




奇妙なのは、アメリカ海軍が撮影した映像です。不発の爆弾を「イラン革命防衛隊」が回収しているというものの存在です。イラン革命防衛隊は精鋭の集まりであり、“犯人が現場に戻る”ような稚拙なミスはしないはずです。それに、映像だけでイラン革命防衛隊である証拠は何一つありません。




それに役立たずなのはわかっていた安倍さんのイラン訪問とタイミングを重ねるのは、いかにイランといえども愚かです。親日的ではあっても、日本の首相の面目丸潰れにするのは、今後の外交を考えれば全く意味が無くなります。安倍さんは、イランの親日観を勘違いしてイランを訪問してトランプ大統領のメッセンジャーになったのでしょうが、行く前から役に立たないのはわかりきっていました。




その上、精鋭とはいえ不発だった爆弾を回収していたなんて聞いたことがありません。いつ爆発するかわからない爆弾を、揺れる船から回収するなど危険極まりない行為です。証拠隠滅が目的とのアメリカ側の説明ですが、それならば最初から足のつかない爆弾を用意するはずです。




アメリカとイランのにらみ合いは、トランプ大統領がイランにいんねんをつけたというのが事実で、イランは様々な協力を見せていました。イランはイスラエルと敵対関係にあり、イスラエルの工作も疑わなければなりません。




となると、イランの仕業に見せかけるためという前提条件を作ると、より自然な流れになってくるから不思議です。




以上のことから、特殊な集団が関係していたと見るのが妥当な線ではないでしょうか。人的被害を出さず、イランの仕業に見せかけことを成し遂げたわけですから、用意周到に練り上げられた作戦だといえます。




今回の事件に“イスラエル”を持ち出すのは、私のあくまでも私見です。でも、事実を並べていくと見えてくるのはどす黒い謀です。













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