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元自衛官の憂い The third

軍事的色眼鏡で見る世界 軍人は究極の合理主義者です。 合理主義者であるが上に、「人道」を忘れたり、犠牲にしたりすることがあります。 軍人は行動は計画的、本心を隠す、混雑する場所を避ける、計画的な金銭感覚、意志が固い、職場での信頼を得やすい、そして最後に家庭では扱いがぞんざいにされるです。 家庭ではぞんざいに扱われながらも、軍事的色眼鏡で見てしまう元自衛官の雑感などを書いていきます。
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  • :07/23/14:41

10190827 中国の回し者

ロドリゴ・ロア・ドゥテルテ比大統領が訪中しましたが、極右の人だと思っていたら、中国に近いの?と思ってしまう人は少なくありません。

ちなみにドゥテルテ大統領の母方の祖父は移住中国人(華人)で呂(Roa)を名乗っていました。ドゥテルテ氏は中国を聴いてわかるとも語っているそうです。


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こうなると、何でも疑ってしまう職業病を抱える筆者は、比大統領の背後に中国の存在を疑ってしまいます。

大統領就任後、オバマ大統領に暴言を連発し、誰もが大統領自身の性格が招いた舌禍だと思わされてきましたが、ここへ来ての訪中となると出来過ぎです。

中国との領土問題を抱える国に、中国に協力する大統領を生むことは中国にとって最大のメリットであることは論を待ちません。そのキャラが濃ければ濃いほど、本質を隠すのに役立ちます。

たとえば、スパイ(協力者)に仕立てやすいタイプが4つほどあります。

1)モラルに欠けた政府職員

2)甘やかされて育った人間

3)不満を持つ知識人

4)孤独な高学歴女性

この中で、不満を持つ知識に人についてご説明します。

・社会的・経済的問題に真剣に関心を持っている

・自分の置かれている社会を軽蔑している

・間接的賄賂に弱い

・知識階級者扱いされることに心地良さを感じている

筆者は、比大統領はこれに該当していると考えます。ちなみに、元都知事にもこうした人がいました。共通していることですが、一見すると極右的ですが、浅薄な思考で行動し独裁的であるということです。

諸外国の諜報機関は、こうした人間を常に探しています。協力者を得ることは、大きなメリットであり、その国で活動することにデメリットを無くす効果もあります。

標的にされた人物がキャラが濃ければ濃いほど、協力する工作を覆い隠すことが可能になります。

このように気が付けば敵対国家の協力者が政権中枢に座っていたなどということは起こり得ることなのです。

中国はかつてのソ連時代の工作のノウハウだけでなく、中国独自のノウハウもあり、平和ボケした我々の想像以上の様々な工作が行われているのは言うまでもありません。

我々はこうした国と対峙していることを、肝に銘じておくことが第一です。

ただ、比大統領の動きは対比外交をどうするか難しくなったことは事実です。中国寄りだからと関係を断ち切ることは容易ですが、それはこれまでに築き上げてきたすべてを失います。

さらに、いつ政変が起きても不思議ではない国で、関係性を放棄するこは、再開させるには一から始めなければならないことになります。

外交能力が低い我が国ですが、重大な局面を迎えたことだけでも認識していて欲しいものです。

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