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元自衛官の憂い The third

軍事的色眼鏡で見る世界 軍人は究極の合理主義者です。 合理主義者であるが上に、「人道」を忘れたり、犠牲にしたりすることがあります。 軍人は行動は計画的、本心を隠す、混雑する場所を避ける、計画的な金銭感覚、意志が固い、職場での信頼を得やすい、そして最後に家庭では扱いがぞんざいにされるです。 家庭ではぞんざいに扱われながらも、軍事的色眼鏡で見てしまう元自衛官の雑感などを書いていきます。
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  • :07/23/22:01

01290822 SNSファシズム

自分の国の政治指導者でもないので、あまり話題にしたくなかったのですが、もう完全に狂っている姿を目にし居ても立ってもいられなくなりました。

でも、日本の姓名判断ではありませんが、ドナルド・トランプという名前だけでも注意すべき人物だったのです。「ドナルド」の語源はゲール語の「世界の支配者」だというのです。そして、「トランプ」とはポーカーを意味しています。ポーカーといえば、ブラフ(ハッタリ)をかけ弱い手を強く見せて相手をゲームから降りさせれば勝ちですから…日本流ではドナルド・トランプ大統領はまさに名は体を表しているのです。


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筆者はトランプ氏がヒトラー気取りでいることに最も恐れを感じています。

当選後初の公式記者会見を見て実感しました。「あたなの組織はひどい」「あなたの組織は偽ニュースだ」と質問しようとした記者を罵倒した姿を見せられた時、最悪の時代を人類は迎えてしまったと思いました。

超大国の大統領たる者が、記者の質問に応じないばかりか、自分に都合の悪い報道をしたメディアをあからさまに非難し、質問を許さなかったのです。

ちなみにナチの人種差別は、白色人種(白人)は「生まれながらの絶対的な支配者としての感情」があり、「他のすべての世界を支配する権利」を与えられていると解釈していました。トランプ氏は「白人」という言葉は使ってはいませんが、「アメリカ人」と置き換えればトランプ氏の発言はそのまま当てはまるのです。

ヒトラー(ナチ)は、ドイツが第一次世界大戦に敗北し惨めな境遇に追い込まれたのは「ドイツ民族の内面的堕落」だとし、その堕落をドイツ人にもたらしたのは、「マルクス主義」と「ユダヤ人」だとしました。トランプ氏は、「マルクス主義」と「ユダヤ人」を「貿易相手国(日本、中国など)」、「不法移民」に置き換えただけです。もう救いようがないです。

さらに、トランプ氏のメディアに対する姿勢は、自分の出した情報だけが「正しく」、メディアの出す情報は「ウソ」だと決めつけSNSを最大限活用し独善を貫き通しました。

「メキシコ国境に万里の長城を築け」とTwitterでぶち上げましたが、当初は不法移民を理由に挙げ、今は不法移民と「麻薬」も付け加えています。しかし、現実にはメキシコからの麻薬密輸より、コロンビアや東南アジア、中国からの密輸を合計したらメキシコからの密輸は可愛いものです。

過激で大衆を煽る手法は、無能な政治家とヒトラーが得意とするやり方です。「敵」か「味方」かの二つに区別し、「敵」は徹底的に叩きのめし、「味方」は高く評価するという、知性のかけらすらないやり方です。

ただ、ネット社会の生んだ結果だともいえます。ネット上では、自分に不都合な真実よりも、自分に都合の良い話題に飛びつきます。そして、その話題に高い評価をします。自分に不都合なものは徹底的に否定し、より汚い言葉で批判することが正しいことだとネットユーザーは思い込んでしまっています。

ナチと同じです。同じ考えを持つグループが議論したところで、より過激な内容になるだけで、違った考えを持つグループの情報に耳を傾けようとすることなどしなくなります。ネットは今やファシズムを簡単に生み出せるツールになってしまっているのです。ネットの生んだヒトラー、それがドナルド・トランプなのです。

ウソやでたらめな情報を発信しても、何の罪悪感も持たないトランプ氏。今は反トランプ派の存在だけが救いですが、トランプ氏と支持者は、完全に事実よりも自分たちに都合の良いことだけが最も重要だと思い込んでしまっているのです。

トランプ氏が日本の自動車販売について、「日本はアメリカの車を売ろうとしない」と主張しますが、左ハンドルだけで燃費が悪く、日本の道を走るには小回りが利かない車など道楽でしか乗れない車を日本人が買うわけがありません。自分たちは努力もせず、努力しないことを棚に上げて相手を批判する、なんとも愚か過ぎる大統領です。

自分の国の大統領ではないからと無関心でいると、トランプ氏の在任期間中に日本がとんでもない事態に巻き込まれることは簡単に推測できます。

この国の指導者たちは、アメリカがいかに理不尽な要求をしても、唯々諾々と従ってきました。抵抗すらしなかったのです。「脅かせばなんとでもなる」そう思われてきたのです。それは、アメリカだけではありません。かの半島の分断国家、大陸の一党独裁国家も同様です。

何か事が起きれば、同盟国として「旗を見せろ」、「靴を見せろ」、「汗を流せ」と求めてくるでしょう。大きなお世話ですでが、日本の指導者層には言い返す能力も勇気もないのです。もし、そんな事態が持ち上がった時、日本人の多くがオバマ前大統領がいかに日本に優しく接してくれていたか実感することでしょう。

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