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元自衛官の憂い The third

軍事的色眼鏡で見る世界 軍人は究極の合理主義者です。 合理主義者であるが上に、「人道」を忘れたり、犠牲にしたりすることがあります。 軍人は行動は計画的、本心を隠す、混雑する場所を避ける、計画的な金銭感覚、意志が固い、職場での信頼を得やすい、そして最後に家庭では扱いがぞんざいにされるです。 家庭ではぞんざいに扱われながらも、軍事的色眼鏡で見てしまう元自衛官の雑感などを書いていきます。
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  • :07/27/14:35

10020810 駆けつけ警護

政府は安全保障関連法の成立を受け、アフリカ・南スーダンの国連平和維持活動(PKO)に派遣している陸自部隊に武器使用基準を緩和し、来年5月の部隊交代に合わせて任務に就け「駆けつ警護」を使いする方針を固めたそうです。


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出ました!

安倍政権の無理強いです。素人はこれだから困ります。でも、スーダンで駆けつけ警護を実行するとなれば、どうなることやらです。

まず、スーダンに派遣されているのは施設部隊が主力です。資料では、施設部隊(最大)330名、支援部隊(最大)40名、などです。

資料には出ていませんが、小隊規模の特殊作戦群から抽出されている部隊がいると思われます。

装備は9mm拳銃84丁、小銃89式もしくは64297丁、MINIMI5丁、軽装甲機動車、高機動車、トラック、タンク車、ドーザー、油圧ショベル、バケットローダー、グレーダ―等です。

89式装甲戦闘車、最低でも87式偵察警戒車数両が欲しいとことです。

防衛省/統幕/陸自は最高司令官殿に言われたからなのか、自ら進んで駆けつけ警護させるかどうかはわかりませんが、施設部隊に駆けつけ警護とは無理させるにも程があるというものです。

89式、87式を配備するのは、攻撃力ではなく防御力を重視してのことです。

これから、こういった無茶苦茶なことが平然と行われるのでしょうね。

そして、そのツケが現場の自衛官たちが払わされるのです。それだけではありません。以前も書きましたが、現場は若い幹部が判断をしなければならず、その重圧も我々の想像の域を超えたものとなるでしょう。

部下に「死んでくれ!」と、そう簡単に言えますか?

犠牲が出たら、国民はどう受け止めてくれるでしょう。

法案審議であれだけの騒ぎになり、今もなおそれが続いているのですから、誹謗中傷などとあってはならない展開があるかもしれません。

でも、「駆けつ警護」もいいすが、補償はどうなっているのでしょうか? 

戦死規定作られるのでしょうか? ROE(交戦規定)はどうなっているのでしょうか? 

過剰防衛で帰国後、傷害や殺人容疑で逮捕されるのでしょうか?

 

問題が山積みのまま見切り発車しようとしているのです。

これが、最も恐れていた事態です。安保法制反対派が誰も、単純な疑問を口にしませんが…。

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