元自衛官の憂い The third
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01162134 | レーダー照射は何が問題なのか |
かつて航空幕僚長だった方が、トンチンカンな情報を発信して不信感が広まり火消しに躍起になっていらっしゃいます。この方は無知というだけなのですが、元左翼新聞記者の軍事評論家も元航空幕僚長と似たような発言をしていらっしゃったのは皮肉です。
レーダー照射だけが一人歩きして、何が問題なのかわからなくなっていませんか? そんな軽めのお話です。
今回の事案の問題点はいくつかあります。その中で、もっとも大きな根源的な問題というのが「友好国」ということです。日韓関係は混迷していますが、「友好国」というのが大前提です。個人間では「トモダチ」です。そのトモダチがなぜ、敵対行為とみなされる火器管制レーダーを照射したのかというのが今回の事案の根源的な問題です。
どんな言い訳をしようともかまいませんが、韓国政府は完全にこの大前提を見失っています。
百歩譲って人為的ミスでレーダー照射に至ったとしても、無線の問い合わせをなぜ無視したのか(トモダチなのに…)。釈明がなぜ二転三転して、結局はいつも通り開き直っているのか(トモダチなのに…)。
テレビなどでは「銃口を突きつけられたようなもの」といった表現をしていますが、日本流に言い換えれば、トモダチが通り魔になったと思ってください。そのトモダチの手には包丁が握られていたということです。その包丁は事件後隠されてしまい、通り魔となったトモダチは開き直っている状況です。最初は包丁は料理で使うため、と言っていたと思ったら突然、包丁は持っていなかった。
声をかけたはずなのに、「滑舌が悪くて聞こえなかった」と言い出したかと思えば、「お前の顔が怖いからビビったじゃねか。こっちだってやろうと思えば、何だってやれんだよ!」と盗人猛々しいとはまさにこれです。
あくまで私見ですが、今回の件は徹底的に糾弾すべきです。引き下がる必要もありません。妥協などの必要もありません。個人的には日本側のミスもあるような気もしますが…。
レーダー照射だけで実害が無かったから…と曖昧な着地点を求める意見も存在しています。しかし、自衛隊員の命を守るという基本的姿勢から糾弾しなければなりません。最前線に立つ自衛官がこうした危険にさらされるということは、いつ一般国民(日本人)に彼らは牙を剥く可能性だって出てきているのです。それが、このレーダー照射なのです。
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