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元自衛官の憂い The third

軍事的色眼鏡で見る世界 軍人は究極の合理主義者です。 合理主義者であるが上に、「人道」を忘れたり、犠牲にしたりすることがあります。 軍人は行動は計画的、本心を隠す、混雑する場所を避ける、計画的な金銭感覚、意志が固い、職場での信頼を得やすい、そして最後に家庭では扱いがぞんざいにされるです。 家庭ではぞんざいに扱われながらも、軍事的色眼鏡で見てしまう元自衛官の雑感などを書いていきます。
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  • :07/31/23:52

10051031 安心材料?

安心材料になるかどうかわかりませんが、アメリカが実は北朝鮮に効果的な攻撃ができないということをお話ししたいと思います。


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 米朝関係は現在は「言葉による戦争状態」で、これがいつ実戦となるか予断を許しません。

 様々な予測が流されていますが、通常であれば巡航ミサイルによる飽和攻撃に続き航空攻撃に移り、地上戦に突入するというのが通常戦術でしょう。

 巡航ミサイル等はピンポイントでミサイル基地を叩くのが目的ですが、アメリカ軍(情報機関)は北朝鮮のミサイル基地を把握しているか第一の疑問です。

 湾岸戦争ではイラクのミサイル基地を攻撃したつもりが、多くはイラクが意図的に作り上げたフェイクの基地でした。

 本来であれば、韓国が北朝鮮情報収集の最前線となるべきですが、迷走する韓国の対北朝鮮情報に期待はできません。

 世界トップレベルの情報機関を持つ米国でも、北朝鮮は完全なブラックホールです。現在、活動し最も有効なのは偵察衛星のみです。

 通常であれば、スパイを派遣するか協力者を増やしていきますが、独裁国家を放置する国民性は、協力者を得ることすら難しいと思われます。朝鮮民族の資質の問題です。

 仮に協力者を仕立てても、彼らは情報を粉飾して報告することも考えられ、正確な情報を得ることは難しくなります。

 日本(人)として気になるのは、北朝鮮の行動に対する「レッドライン」がどこに設定されているのかということです。

 

 これは予測すら難しいことです。米国は絶対にこれを明かすことはありません。日米関係が最も強力だとしても、米国は国益を優先させますので絶対に明かすことはあり得ません。

 トランプは口汚く罵っていますが、有効な作戦は立てられないのです。

 となれば、「戦争」にはならないと言いたいところですが、地図から北朝鮮を消し去る決意をすれば、犠牲は黙殺されることになるでしょう。

 残念ですが、安心材料とはならないのです。

 私は唯一我々ができることは、自分の身は自分で守る覚悟を持つことだと考えます。

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