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元自衛官の憂い The third

軍事的色眼鏡で見る世界 軍人は究極の合理主義者です。 合理主義者であるが上に、「人道」を忘れたり、犠牲にしたりすることがあります。 軍人は行動は計画的、本心を隠す、混雑する場所を避ける、計画的な金銭感覚、意志が固い、職場での信頼を得やすい、そして最後に家庭では扱いがぞんざいにされるです。 家庭ではぞんざいに扱われながらも、軍事的色眼鏡で見てしまう元自衛官の雑感などを書いていきます。
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  • :07/29/08:38

09280957 日本列島を核爆弾で海の中に押し込むべき

核/ミサイル開発を続ける北朝鮮に、9回目となる国連安保理の新たな制裁決議に、北朝鮮は「極悪なでっち上げ」と反発し、アメリカ、日本、韓国を名指しで非難しました。

日本には「日本列島を核爆弾で海の中に押し込むべき」「上空を飛び越える我々の大陸間弾道ロケットを見ながら未だに意地悪く振舞う日本の奴らにはっきりと気概を示すべき」との声明が出されました。


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 ロシアのプーチン大統領は、「北朝鮮は草を食べてでも核ミサイル計画を放棄しない」と指摘しました。

 北朝鮮金正恩は国民を飢えさせ、国際社会が圧力をかけても屈することはありませんでした。北朝鮮の核/ミサイル開発は金日成、金正日、金正男と三代にわたり続けられています。

 これは、北朝鮮を庇護する中国と同じです。中国の核/ミサイル開発は1960年代に行われ、アメリカは強く反発しました。しかし、70年代に入りアメリカは中国と対ソ戦略上から手打ちとなりました。

 これまで北朝鮮はアメリカとの外交交渉を有利にするための核/ミサイル開発と考えられてきましたが、金日成の孫である金正恩が王朝トップの座に就くと、体制維持よりも先にアメリカ中枢都市を攻撃できる核弾頭搭載のミサイル開発を急ぐようになりました。直接攻撃できる核/ミサイルを保有することが、より確実な体制保証につながると金正恩は考えていることがわかります。

 核保有により韓国・日本にある米軍基地を攻撃できるようになり、米軍の行動を抑止できるだけでなく、内政では三代にわたる悲願の核保有により権威が高められ、歴史に名を刻めることは確実です。

 日本政府はJアラートで「空襲警報」を発令して大騒ぎしていますが、日本の地上に影響の少ない北海道襟裳岬上空をかすめる飛翔コースを採り、現実的な日本への影響をより少なくするための配慮を見せています。

 北朝鮮はアメリカ本土に届く弾道ミサイルを開発するならば、当然、実験は必要不可欠です。今後も同じコースを弾道ミサイルが飛行することが考えられます。

 韓国上空、中国、ロシアを意図的に避けているのがわかります。

 核/ミサイル開発を急ぎながら、一見すると挑発行為が激化のように見えますが、金正恩の取り巻きは冷静に計算尽くめでミサイル発射を繰り返していると見られます。

 襟裳岬上空をかすめたのはこれで2発目。グアム島沖合にミサイルを4発撃ち込むと北朝鮮軍高官が口にしましたが、そこから考えると残り2発が同じコースで発射されます。

 二段式の「火星14」、SLBM(潜水艦発射弾道ミサイル)「北極星3」の発射が考えられます。

 Jアラートを否定しませんが、防空頭巾をかぶる小学生が退避訓練を行う光景は尋常ではありません。

 その尋常ではない光景が受け入れられているのもまた尋常ではありません。日本の平和主義者は口を閉ざし、国会前で息巻いていた学生は雲隠れ。

 本当にこれで良いのか? 私たちは、すぐにでも考えて答えを出さなければならないのです。

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