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元自衛官の憂い The third

軍事的色眼鏡で見る世界 軍人は究極の合理主義者です。 合理主義者であるが上に、「人道」を忘れたり、犠牲にしたりすることがあります。 軍人は行動は計画的、本心を隠す、混雑する場所を避ける、計画的な金銭感覚、意志が固い、職場での信頼を得やすい、そして最後に家庭では扱いがぞんざいにされるです。 家庭ではぞんざいに扱われながらも、軍事的色眼鏡で見てしまう元自衛官の雑感などを書いていきます。
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  • :07/29/21:13

08311054 米朝戦争の可能性は想像以上に高まっている

現状では解決策のない米朝緊張状態をお話ししました。

現実問題として、解決策はない状態であるにもかかわらず、残念ながら戦争の可能性もまた非常高まっていることも自覚すべきです。


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 韓国新政権は、米朝関係が危機的状況となっているにもかかわらず、これまと変わらず対話による関係改善を目指しています。現実には、反日に忙しいようです。

 韓国へのTHAADミサイル配備に待ったをかけたのは、現韓国政権で、その理由は単なる大衆迎合でしかありません。

 韓国は北朝鮮の弾道ミサイル/核兵器は、同族である「韓国に使うはずはない」という思い込みが影響していることは言うまでもありませんし、背後に韓国内の北朝鮮宥和を採らせる工作があるのです。

 弾道ミサイルに躍起になる日本を北朝鮮はせせら笑っているのです。

 アメリカの選択肢が少なくなっているのは、中国の圧力を求めたことからもうかがい知れます。

 中国にとって北朝鮮を崩壊させる危険は充分過ぎるほどわかっています。さらに、アメリカの要求に屈した形にはしたくない。完全な八方塞がり状態なのです。

 軍事的シナリオを選択すれば、アメリカは守れても同盟国に甚大な被害が及ぶことは明白です。それは、日本であり韓国です。そして、在韓・在日アメリカ人にも被害が及ぶことも考えられます。そうなれば、「アメリカ・ファースト」など完全に吹き飛んでしまいます。

 完全解決のシナリオはないのです。

 軍事行動以外のオプションとしては、(1)中国、(2)米朝直接会談、(3)ロシアの3つだと思われます。どれも、複雑に絡み合っているというものですが、トランプ大統領は選挙期間中から米朝対話を打ち出していました。

 トランプ大統領にとって対話で解決できれば、歴史に名を刻めることであり、二期目も夢ではなくなります。

 仮にロシアが仲介するとなれば、トランプ大統領に向けられている「ロシアゲート疑惑」も吹き飛ばせるかもしれません。

 しかし、ロシアは対価が無ければ動くことはしないでしょう。ロシアに限らず、外交で譲歩することは国益に適わない場合、簡単に協力してくれることはありません。

 それは中国も同じです。

 北朝鮮問題解決は簡単ではないのです。北朝鮮は中国を批判しており、中国の説得を聴く耳を持っていないというメッセージだと受け止めるべきでしょう。

 グアム周辺海域への弾道ミサイルによる威嚇を公表した北朝鮮ですが、これでアメリカ人の北朝鮮への関心も高まっており、トランプ大統領は何らかのアクションを起こす必要性が出てきています。

 それは、民主党オバマ大統領との差を見せつけ、支持率を回復させることを目的に行われる可能性すら見えてきます。

 軍事的オプションを選択する可能性がある以上、日本は深く関わるべきであり、それを回避する策も練るべきではないでしょうか。

 

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