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元自衛官の憂い The third

軍事的色眼鏡で見る世界 軍人は究極の合理主義者です。 合理主義者であるが上に、「人道」を忘れたり、犠牲にしたりすることがあります。 軍人は行動は計画的、本心を隠す、混雑する場所を避ける、計画的な金銭感覚、意志が固い、職場での信頼を得やすい、そして最後に家庭では扱いがぞんざいにされるです。 家庭ではぞんざいに扱われながらも、軍事的色眼鏡で見てしまう元自衛官の雑感などを書いていきます。
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  • :07/28/02:45

02032233 韓国軍内緒話

火器管制レーダーだと事件の衝撃度が薄まってしまうような気がして、あえて「射撃管制レーダー」という名称を使うようにしています。北朝鮮については、北鮮と自衛隊では使っていましたので、私も使っていましたが皆さんにはわかりにくいかもしれませんので北朝鮮に戻しました。



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   韓国軍についてのお話です。大韓民国国軍というのが正式名称で三軍制です。陸海空軍がありますが、歴史的に見ると興味深いものがあります。



   韓国軍が創設されたばかりの時代の話ですが、陸軍・空軍には旧帝国陸軍の士官学校卒業者が深く関わっています。



韓国陸軍初代参謀総長;李 應俊(イ・ウンジュン)


陸軍士官学校26期、26期は陸軍大将を輩出した最終期です。


同期生には栗林忠道大将、洪思翊(こう しよく、ホン・サイク)中将、宮崎繁三郎中将、影佐禎昭中将、川口清武少将、李應俊(イ・ウンジュン)大佐、劉升烈(ユ・スンヨル)大佐、安秉範(アン・ビョンボム)大佐、申泰英(シン・テヨン)大佐、李大永(イ・デヨン)少佐※、金埈元(キム・シュンウォン)大尉などがいます。あくまでも有名どころだけです。



   洪思翊中将はフィリピンで戦犯として処刑されています。李應俊大佐は韓国軍創設の主導的立場で活躍。李大永(イ・デヨン)少佐は旭日旗掲揚を拒否し韓国は李舜臣(イ・スンシン)旗を掲げましたが、李少佐は李舜臣の子孫です。旧帝国陸軍と関係が深いことが26期だけ見ても明らかです。



韓国空軍初代参謀総長:金貞烈(キム・ジョンニョル)


陸軍航空士官学校54期。



韓国海軍初代参謀総長:孫元一(ソン・ウォニル)


三・一運動後、中国に渡り1930年に上海の中国中央大学航海学科卒業。中国海軍部外国留学試験に合格してドイツの練習船に乗船。ハンブルクのアメリカ汽船会社に勤務しました。



   こうした日本との関わり方の違いは、軍内に反日の空気を生みやすいか、生み難いかという違いが出てくるのではないでしょうか?



   韓国軍と日本との関わりは陸軍は深く、海軍は全く関係無く、空軍は関係はあったといった程度です。この四十数年後、日本と韓国軍の関わりの度合いの違いそのままの事態が明らかになります。



   1994年12月の新聞報道が日韓関係の未来を暗示するかのうようなものでした。日本ではそれ程注目されなかったと私は記憶しています。



   米国共和党が議会で「日本脅威論」に傾く韓国軍に懸念が出されているというものでした。韓国軍の軍事力強化策が、日本を脅威として海空軍の増強を図るというものは、それまでの北朝鮮の脅威に対抗するため在韓米軍と共同するものが、日本を仮想敵として中長期の防衛計画を立てているため、韓国側に抗議したというものでした。韓国軍が日本に牙を剥いたことがわかります。



   議会では韓国が潜水艦、駆逐艦、高性能航空機の保有は米軍の負担が増すとして不満を募らせていました。


 


   214型潜水艦、世宗大王級駆逐艦、F-15Eスラムイーグルは、この時期から採用する計画があったのです。スラムイーグルは対艦攻撃能力も付与されましたが、北朝鮮の小型哨戒艇にミサイルをブッ放すなどコスパを考えればあり得ないことです。スラムイーグルの対艦攻撃能力は海自護衛艦に向けられるのは明らかです。



   日本では全く注目されませんでしたが、95年に韓国は「360度防衛」という標語を作り脅威は日本第一とし、北朝鮮の脅威は第二とされるまでになりました。北朝鮮抑止の地上兵力整備ではなく、兵力整備の中心を海空軍に軸足を移したものです。



   旧日本軍との関わり、そして兵力整備とつながっているように見えます。そして、日本との関係が全く無い韓国海軍が、レーダー照射事件を起こしたのは偶然なのでしょうか。ごく一部の軽率な反日海軍士官(駆逐艦艦長)がしでかした事件であるかのようですが、その背景に根深い反日があるとしたら、今後の日本の対韓政策は大きく見直される時代が来たということになります。

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