元自衛官の憂い The third
軍事的色眼鏡で見る世界
軍人は究極の合理主義者です。
合理主義者であるが上に、「人道」を忘れたり、犠牲にしたりすることがあります。
軍人は行動は計画的、本心を隠す、混雑する場所を避ける、計画的な金銭感覚、意志が固い、職場での信頼を得やすい、そして最後に家庭では扱いがぞんざいにされるです。
家庭ではぞんざいに扱われながらも、軍事的色眼鏡で見てしまう元自衛官の雑感などを書いていきます。
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08180214 | 保守系はどうして底が浅いのか(おバカさんが多いのか) |
自分では保守だと思いっていますが、国会議員の保守系には本当に底があまりにも浅いのがいます。Twitterなどを見ていると目にします。
日本のメディアは、韓国人は全員が全員反日ではないとフェイクニュースを流しているなどありますが、こうした情報を発信する国会議員はどこに目をつけているんだ?と一喝したくなります。
韓国では日本政府の輸出規制で、日本製品の不買運動が起きています。そもそも、この不買運動自体とても理解できないものです。
歴史上、不買運動はせかいじゅうで起きていました。ただ、韓国の不買運動とこれまでに起きた不買運動は根本的に違っています。おそらく、日本の底の浅い国会議員も韓国の不買運動の仕掛け人も「不買運動」を理解していないことが原因だと思われます。
不買運動などと名を変えていますが、実は不買運動は「ボイコット」の形態の一つなのです。抗議活動です。基本的には、組織的であり強力な力を持つ団体や組織を対象に行われるものです。
歴史的に最も有名なボイコット運動は、1955年、アメリカアラバマ州モンゴメリーで公営バスの運転手が、白人に席を譲るようアフリカ系アメリカ人ローザ・パークスに命令しました。ローザはこれを拒み、人種分離法違反で逮捕、州裁判所で罰金刑に処せられました。これにアフリカ系アメリカ人社会が反応し、ボイコットが行われました。
しかし、アフリカ系アメリカ人に貧しく、公共交通機関は重要な移動手段でした(アフリカ系アメリカ人の利用率は75%以上といわれています)。しかし、このボイコットでバス路線を運営する市は財政的な打撃を被り、連邦最高裁が罰金刑を取り消し、バス内の人種分離は違憲との判断しました。ボイコットは判決の翌日に行われなくなりました。
ボイコットを指導したのは、あのマーティン・ルーサー・キングです。この勝利から、全米各地で公民権運動が行われ、ワシントン大行進など多くの抗議行動が続き、後に公民権法が成立します。
ここで注目すべきは、“市民生活が脅かされ起きる”ものであり、“自発的”ということです。デモを伝えるニュース映像を思い出してください。それぞれが自分で手作り感あふれるプラカードを手に、デモをどの国でもしています。
今回の韓国のデモを見ると、摩訶不思議! 皆んながみんな同じ物を持っているではありませんか。同じビラやプラカード、色違いはあったりして小細工していますが、明らかに全てを作っているのが同一組織だということがハッキリわかります。明らかに、「扇動者」がいるということです。
ニュースで伝えられた映像を見るとわかります。
7月5日、韓国中小商人自営業者総連合会の不買運動では、ソウルの日本大使館前で記者を集め、日本政府の輸出管理強化に抗議し、日本製品の販売中止運動を始めると宣言しました。
ここで、参加者が手にしているビラは色違いがありましたが、デザインは全く同じものでした。日本の有名な駅伝やマラソンを思い出してください。主催や協賛する新聞社の社旗やひのまるの小旗が配られます。あれと全く同じなのです。
この集会では、日本の社名の入った段ボール箱が踏み潰されましたが、箱は色も大きさも全部同じ。日本の会社の社名やロゴなども同じ作り方でした。扇動者が段ボール箱を買ってきて、日本の会社の社名やロゴをプリントしたものだと簡単に推測できます。笑わされたのは、なぜかこの段ボール箱の一つに旭日旗が貼られていました。“日本”をイメージさせたかったのでしょうが、不買運動は日本企業を標的にしたものではなく、あくまでも“日本”が標的だということになります。
私なら、家にある韓国製品を持って行き叩き壊すでしょう。でも、韓国製品といえば…農心くらいです。日本製品を壊したりしないのは、もったいないのでしょうね。不買運動の本気度がわかります。あくまでもパフォーマンスなのです。
調べてみると、韓国中小商人自営業者総連合会の前会長印兌淵(インテヨン)は、2012年の大統領選で文在寅の選対委員会に席を置いたほどの文在寅支持者です。昨年8月には、印兌淵は自営業者たちの要望を聞くという文在寅の肝いりで設立された「自営業秘書官」職にあります。
となると、答えは簡単です。不買運動のビラもポスターもプラカードも、その制作費は文在寅(韓国政府)から出されているということです。日本製品不買運動は、“官製”運動だということが見えてきます。私でさえ、この程度の情報で推測できる事実なのに、なぜ保守系の国会議員はわからないのでしょうか?
印兌淵を調べると、昔、内乱扇動容疑で強制解散させられた親北極左政党の支演説をした人物でした。北朝鮮の影が浮かんできます。金正恩のパシリになっている文在寅ですが、今回の不買運動に北朝鮮は得るものがあるのかを考えると、韓国内で日本製品不買運動に目が行き、北朝鮮の動きには目が向けられなくなるということです。立て続けにミサイルを発射しまくっても、韓国は日本製品不買運動ばかりで、北朝鮮のミサイルなど眼中にありません。
デモなどの参加者は、もしかしたらカネで雇われていることさえ考えられます。その程度の不買運動なのですが、なぜか保守系の議員は大騒ぎする、なぜなのか?
韓国政府には申し訳ないですが、まだあります。「NO安倍」の市民集会、あれは傑作でした。不買運動ほど気を使わず、参加者の誰もが皆同じプラカードを持っていたのですから笑ってしまいました。どこが市民集会なのか? 「NO安倍」だけならまだしも、「親日積弊清算」のプラカードまでありましたので、これはもう輸出規制反対ではなく安倍政権批判運動というこになります。
まだまだありますが、筆者が食傷気味な状態になっているのでこの辺にしておきます。
保守系もおバカさんが少なくありませんが、立民と共産が韓国の運動に同調しているようですが、革新系もやはりおバカさんが少なくありません。ネトウヨと同レベルだと思われたくないので、「売国奴」などという言葉は使いたくありませんが、立民・共産は完全に売国奴集団に堕ちてしまいました。
韓国の運動に共鳴することは、裏で糸を引いている金正恩の同調することです。保守も革新も、「何も考えていない」という共通点がありますが、「票集め(支持集め)」のためのパフォーマンスのために、このようなくだらないことをやってしまうのです。この程度の国会議員ばかり、そんな国の国民などと考えたくもありませんが、これが現実なのです。
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