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元自衛官の憂い The third

軍事的色眼鏡で見る世界 軍人は究極の合理主義者です。 合理主義者であるが上に、「人道」を忘れたり、犠牲にしたりすることがあります。 軍人は行動は計画的、本心を隠す、混雑する場所を避ける、計画的な金銭感覚、意志が固い、職場での信頼を得やすい、そして最後に家庭では扱いがぞんざいにされるです。 家庭ではぞんざいに扱われながらも、軍事的色眼鏡で見てしまう元自衛官の雑感などを書いていきます。
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  • :07/27/18:42

01011251 2016年を振り返る

波乱の2016年も終わろうとしています。2017年の幕が開けようとしていますが、新たな年を迎えても穏やかな年とはならないでしょう。


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2001年以降、世界は混沌としています。年を追うごとに混沌は大きなうねりとなって世界に波及しています。

ハワイでバカンスを楽しんだ安倍さんですが、トンチンカンな安倍さんですからわざわざ真珠湾にまで出かけられたのでしょう。

まず、日本に大きな壁となって立ちはだかるのは「トランプ新大統領」です。何をしてくるか予測不可能です。独善的な経営者は、トップダウンばかりですから、これまでの慣習など全く意に介さないでしょう。

歴史など学ぶことなどしないでしょうから、カネの亡者アメリカが第一次世界大戦でぼろ儲けして、戦争景気で証券バブルで大繁栄し、証券バブルがはじけて世界恐慌となり、第二次世界大戦となったなんて思ってもいないでしょうから、同じようなことをしでかすかもしれません。

厄介なことに、トランプ政権のスタッフが強硬派が多いことです。共和党は日本に「安保ただ乗り」を主張する傾向が強く、今は表立った批判はありませんが、トランプ政権がスタートすれば「安保ただ乗り」を強く前面に打ち出してくることが考えられます。

東から西に目を転ずると、韓国の大統領選が行われ、韓国の反日はこれまで以上に強く前面に出されることでしょう。

大統領になるには、「反日」を最初に持ち出して、日本を口汚く罵ることで票を集めることが重要です。となれば、こまでの合意など雲散霧消。彼らの師である国がそうであるように、国際慣例や国際条約、国際法など自分たちの解釈でどうにでもしてしまう国民ですから当然です。

韓国ではなぜか反日を強く訴える政治家ほど、北鮮と宥和姿勢で臨む傾向が強いですが、これは反日は北鮮の意図的な工作の成果です。西に目を向けさせるより、東に韓国国民の目を向けさせておくことを目的としているからです。

韓国に反日一色の大統領が出てきて、北鮮はさらなる核開発を進めることになります。いかんせん、米国にとって北鮮など取るに足らない存在ですから、国連を舞台にした非難だけで実効性のある制裁はできないでしょう。

日本が武力行使でもするとなれば、世界は目を向けるでしょうが、手も足も出せない国「日本」ですから、無意味な国連を舞台にした論争で終わることでしょう。

さて、厄介この上ない国が北鮮の奥に控えています。

いわば、この国が存在するだけで北鮮の核開発、韓国の反日が存在するわけですから、微笑みどころかヘラヘラ笑っていることでしょう。

韓国の師である中国は、韓国以上に国際慣例、国際条約、国際法を無視する国はありません。

ですから、韓国以上に強い姿勢で臨むべきですが、軍事面では日本はトンチンカンですから鼻で笑われてまた終わってしまうことでしょう。手も足も出せない国であることは、相手は十二分に知っていますので何でもありで仕掛けてくることでしょう。

日本が先に手を出せば、国連憲章の敵国条項を持ち出してくることも考えられます。容易ならない相手です。

これが日本の置かれた状況なのです。経済的には中国の巨大な市場を目当てに、政冷経熱などと言っている場合なのでしょうか。

ロシアに期待したいところですが、日本政府はただ「北方領土を返せ」と馬鹿の一つ覚えで言うだけで、ロシアを振り向かせられるだけの材料を提供していません。

歴史的に見て、北方領土を請求できる正当性は日本にはありません。まあ、竹島を軍事行動で奪回すれば別でしょうが、ロシア国民を納得させる材料にはならないでしょう。

せっかくプーチンさんが来てくれたのですから、斜陽となっているミグを買収するくらいの話をしても良かったと思います。共同で戦闘機開発も良いと思います。当然、米国は黙っていないでしょうが、米国の国益ばかりでなく、たまには日本の国益だけを考えた外交が必要です。

日本はもっと歴史を学び、情報を発信し続けることが大切です。それができなければ、自分で自分の首を絞めることになります。大洋を越えた大国の庇護を求めるのか、もっと近い国と助け合うのか、その選択が迫られる年になるのではないでしょうか。

自分の身は自分で守らなければならないように、新たな年を良くするどうかは、自分の手にかかっているということです。

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