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元自衛官の憂い The third

軍事的色眼鏡で見る世界 軍人は究極の合理主義者です。 合理主義者であるが上に、「人道」を忘れたり、犠牲にしたりすることがあります。 軍人は行動は計画的、本心を隠す、混雑する場所を避ける、計画的な金銭感覚、意志が固い、職場での信頼を得やすい、そして最後に家庭では扱いがぞんざいにされるです。 家庭ではぞんざいに扱われながらも、軍事的色眼鏡で見てしまう元自衛官の雑感などを書いていきます。
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  • :07/28/12:54

01210926 人間の愚かさ

ISと思われるテロが世界中に広まっています。

これまでのテロと違い、IS賛同者が忠誠の証明のような小規模な無差別テロという対応の難しいテロへと変貌しています。


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アメリカ大統領候補指名選挙でドナルド・トランプが支持を集めています。他国の人間から見れば、無責任なことこの上もない発言ばかりです。

人間が日常生活を営む上で最も重要なことは、社会の安定です。しかし、「安定」には様々は形が国や国民によってそれぞれ違います。そこには、普遍的なものはありません。

第二次世界大戦後、アメリカはソ連との冷戦を戦い抜き、世界は二極対立の構造を生み出しました。しかし、ソ連の崩壊で世界は一極支配という偏った形となり、アメリカは傲慢な思考に走るようになりました。

それが、アメリカの価値観を押し付けることです。アフガン侵攻は相応の理由がありましたが、イラク侵攻は正しいものとは言えません。イラクを崩壊させアメリカの価値観を植え付けようとしましたが、完全に失敗。テロリストを逆に拡大させるという失態を招きました。

そこに、アメリカの凋落です。アメリカの失敗は、世界中にテロを拡散させることに繋がりました。

現在、テロリストは「イスラム原理主義」を標榜しています。かつての「赤軍派」のような暴力革命による社会主義実現と違い、宗教は一見根深いものがあると受け取られます。

こうした背景から、世界の識者の中から「文明の衝突」という発想が生まれ、テロの理由と説明されます。

根深いものがさらに根深いものへと変質させられています。

パリ同時多発テロの犯人グループの中には、バーを経営していた男がいたそうですが、イスラム教徒は飲酒しないはずで、原理主義者であればなおさらのことです。パリ同時多発テロは、イスラム原理主義者によるテロではないばかりか、ISは犯罪者集団ということになります。

インドネシアでテロが起きましたが、主張性の薄い大量殺人以外のなにものでもなくなっています。

大国の理屈がシリアで争いを拡大させ、シリア難民にヨーロッパが翻弄され、難民にまぎれテロリストが入国しテロが起きる。

ヨーロッパ先進国は完全に、この渦に飲み込まれてしまっています。負の連鎖をどう断ち切るか、我々、仏教や神道に慣れ親しんだ立場から見れば、敵対し憎しみ合うユダヤ教、キリスト教、イスラム教ともに同源なのですが…それに気付くのはいつなのでしょうか。

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