元自衛官の憂い The third
![]() (08/07)
(08/01)
(07/29)
(07/20)
(07/12) |
|
07280656 | [PR] |
08130835 | 8月13日 |
8月15日は敗戦の日
日本ではすっかり季節の行事となってしまった戦争に関する話題は、当然、8月6日広島、9日長崎、そして終戦の日(実は終戦ではなく「敗戦」の日です)である8月15日であるため8月に集中します。
私は声を大にして言いたいのは、大東亜戦争でも太平洋戦争でもどちらも間違っているということです。保守派は「大東亜戦争」、革新系は「太平洋戦争」と言いたがりますが、歴史の事実を照らし合わせればどちらでもいいことです。
和食の中で「ごった煮(ごだ煮)」は日本人の中で好まれる料理です。そのせいか、どうしても大東亜か太平洋かと歴史の事実をごった煮にして考える傾向が強くあります。
ごった煮で歴史を眺めるため、ごちゃごちゃになってしまい事実が見えなくなっています。
歴史を思い出して下さい。真田幸村などどうでもいいのです。家康がどんな人間であろうと、秀吉がどうであとうと私たちには全く影響がありません。
しかし、71年前に日本が敗れた戦争について曖昧にしたままでいることは、カネと謝罪を要求され続けるという情けない事態が続いたまま、後世の我々の子孫に影響を及ぼすことも考えられます。
ちなみに、8月13日といえば私は小山克事件が浮かんできます。
8月9日、宣戦布告のないままソ連軍が満州に侵攻。10日関東軍は避難民の移送を決定。第一陣は10日18時出発(予定)とされ、民・官・軍の家族を輸送する予定でしたが、連絡のつきやすい軍人の家族が第一陣として移送されることになりました。
新京を出発した避難列車が九台駅に到着すると、そこには鎌などを手にした中国人が多数待ち構えていました。
列車の警備を担当してた満州人鉄道公安官らは、日本人避難民に暴力が振るわれない限り武装した中国人たちの振る舞いを黙認してしまいました。中国人らは客車に乗り込み、日本人避難民から金品を奪います。
夕方になり小山克トンネルに差し掛かり、今度は小銃で武装した中国人たちが線路に火を放ち待ち構えていました。列車が停止すると、中国人らは客車に乗り込み、公安官らの拳銃を取り上げ縛り上げ、日本人女性を車外に連れ出し輪姦、抵抗すると射殺し、乳幼児は窓から放り投げるという行為に及びました。信じがたい歴史の事実です。
100名以上の日本人女性が崖から飛び降り自決。被害を日本軍に伝えようとしますが、中国人らによって次々と射殺されました。
自決を図り死にきれなかった13歳の少女が、けがをしながら約5キロ先の駅にたどり着き事件を通報することができました。
こうした事件は日本政府により闇に葬られ、「侵略」だ「性奴隷」だと言われ頭を下げカネまで出してきたのです。
かつての戦争は、対中戦争、対米英蘭戦争、対ソ戦争が続いたのです。それをひとくくりにして、大東亜だ太平洋だと言い合っていること自体、低俗であり歴史を無視する行為です。
私がこうした誤認は、領土問題でも明らかなように解決の糸口さえなくなるような事態になるということを我々はもっと知るべきです。
ソ連の対日戦の参戦は問題がないわけではありません。しかし、竹島は日本が何も出来ない状態をいいことに掠め取られました。尖閣諸島は完全に言いがかりでしかありません。もっと歴史を学び、事実に目を向けるべきです。そして、我々日本人は主張すべきことは強く主張しなければ日本を取り巻く様々な問題を解決することはできません。それこそが、未来に遺せる我々の誠意ではないでしょうか。
- +TRACKBACK URL+