忍者ブログ

元自衛官の憂い The third

軍事的色眼鏡で見る世界 軍人は究極の合理主義者です。 合理主義者であるが上に、「人道」を忘れたり、犠牲にしたりすることがあります。 軍人は行動は計画的、本心を隠す、混雑する場所を避ける、計画的な金銭感覚、意志が固い、職場での信頼を得やすい、そして最後に家庭では扱いがぞんざいにされるです。 家庭ではぞんざいに扱われながらも、軍事的色眼鏡で見てしまう元自衛官の雑感などを書いていきます。
11 2025/12 01
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31

12040553 [PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

  • :12/04/05:53

02171119 佐賀の次は木更津? オスプレイはなんに使うんでしたっけ???

陸自が欲しがったのか、はたまたアメリカ盲従政府のゴマすりで買い付けたのかはわかりませんが、オスプレイの佐賀空港配備を断念して、新たな配備先として陸自木更津駐屯地が新たな候補地に上がっているそうです。


拍手[0回]





オスプレイは尖閣諸島防衛に役に立つ、尖閣諸島が占領された場合にオスプレイが役立つ! 離島防衛に投入されるというのが一部メディアの指摘があります。

沖縄の普天間基地配備のオスプレイだと、行動半径内に上海や中国本土まで入っています尖閣諸島までには1時間程度で到達します。

確かに「有効活用」できるかのように思われるオスプレイですが、そう簡単な話ではありません。

健全な国家であれば、日本のように多数の島と長大な海外線を持つ国家の国防の基本方針は、「強力な海空戦力」により外敵の軍事侵攻を海洋で阻止し、日本の領域内に敵の侵攻部隊を一歩たりとも侵入させないというものです。

国防の基本として、いかに海空部隊を揃えても上手の手から水が漏るということわざがある通りですので万が一の備えも怠らないようにします。

敵はアメリカ海軍のように改良型SEAL輸送システムと同様のものや、ウクライナのポモルニク型エアクッション揚陸艦のようなフネを使って、小規模な部隊が奇襲上陸してくる可能性があります。

そこで、こうした奇襲侵攻してくる小規模な部隊に対処するため、「両用戦能力」を持つ必要があります。海兵隊、国によっては海軍陸戦隊、海軍歩兵などとも呼ばれます。そこで、日本政府/防衛省は陸自に海兵隊機能を持たせるということになったのだと考えられます。

ここだけの話、自衛隊では両用戦能力とクーデーターと治安出動に関しての研究は三大タブーでした。クーデーターは当然ですが、治安出動訓練をしていると報道されただけで、日本は「自衛隊は国民を敵にしようとしている」と囃し立てる左翼主義者がいて大騒ぎしたものです。慰安婦問題で捏造記事を出したと叩かれた某紙など、批判メディアの急先鋒でした。両用戦能力は周辺国に対し脅威となるとの理由からです。

陸自に海兵隊機能を持たせるのは妥当な考えかのようですが、現実的には自衛隊は両用戦に関してはずぶの素人。両用戦は陸海空の戦力を情況に応じて有機的に機能させなければなりません。

3つ星シェフのレシピで料理を作っても同じ味は絶対に出せないことは誰でもわかっていることです。同じ道具を使っても、同じ材料を使っても同じ味は出せません。それは誰もがわかっていることです。

でも、なぜか自衛隊のことになるとオタクさんたちが褒め讃え、メディアは未経験な自衛隊のことなど無視してオタクさんたちと同じレベルの話にしてしまいます。

素人が3つ星シェフの真似をして、材料と調理器具を揃えたところで、そんなもの料理になるかどうかさえ疑わしいというのに、なぜか日本では「これで安泰」となるのです。

尖閣防衛に使うオスプレイをわざわざ関東に配備する理由がわかりませんし、全く理解できません。

大人のおもちゃにならなければいいのですが、このままだと大人のおもちゃになるような気がしているのは私だけでしょうか?

PR

+コメントの投稿+

+NAME+
+TITLE+
+FONT+
+MAIL+
+URL+
+COMMENT+
+PASS+
  Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字

+TRACK BACK+

+TRACKBACK URL+