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元自衛官の憂い The third

軍事的色眼鏡で見る世界 軍人は究極の合理主義者です。 合理主義者であるが上に、「人道」を忘れたり、犠牲にしたりすることがあります。 軍人は行動は計画的、本心を隠す、混雑する場所を避ける、計画的な金銭感覚、意志が固い、職場での信頼を得やすい、そして最後に家庭では扱いがぞんざいにされるです。 家庭ではぞんざいに扱われながらも、軍事的色眼鏡で見てしまう元自衛官の雑感などを書いていきます。
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  • :07/25/10:55

03270715 優秀な人材確保?

陸自制服が変更されるそうですが、陸幕長は会見で「意識の刷新および士気の高揚をはかり、さらには優秀な人材の確保に寄与することを目的としている」と語ったそうです。マジで言っているのでしょうか???



おじさん世代には、海軍兵学校や予科練に重なるものがあります。深刻な人手不足を制服で解消? そんなバカな!



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15万人分の制服を陸自全隊員に行き渡るのに10年。予算は約300億円。



もっぱらの噂ですが、制服の変更は統幕長のイスを狙った陸幕長岩田清文が、統幕長になれずイタチの最後っぺとばかりにかましたのが陸自制服の変更だったと囁かれています。幕僚長になると、独善的に走るのが出てくるものですが、幹部候補生学校では階級=人格ではない!と徹底して教え込まれるのですが、真面目に学んでないようです。



階級=人格ではないというのは、階級が上がれば上がるほど敬礼される機会が増えます。1佐(大佐)以上が車に乗れば、階級が明示され、その車が近づけば歩いている隊員は立ち止まり敬礼しなければなりません。そこまでされれば、自分の人格に敬礼されていると錯覚することもあるでしょう。それを戒めるために、人格に敬礼されるのではなく階級章に敬礼されているとたたき込まれるわけです。自衛隊も所詮「お役所」なのです。



筆者は制服の変更には懐疑的です。「タマに撃つ タマがないのが タマに傷」とは、自衛隊を皮肉るものです。



自衛隊はとにかくカネがありません。予算はふんだんにあっても、ミリオタ受けする正面装備、戦車、火砲、護衛艦、戦闘機などの直接戦闘に用いる兵器は大人買いしても、後方装備は後回し。隊員が使うトイレットペーパーなどは、月に隊員からカネを集めて買うといったほどです。



射撃訓練なども悲惨です、陸自隊員でも年間200発撃てればいい方ですが、この数字は米軍軍楽隊員でさえもっと撃っています。海自、空自では200発どころか、数年に一度「射撃訓練」参加者を募集し、応募者から抽選で訓練に参加できるという趣味の世界レベル。それも、一回で弾倉1個のみ。銃の扱い方を忘れてないか確認する程度です。



海自、空自の隊員でも有事となれば、自分たちの身は自分で守ることになるのは当然ですが、有事の際にテロリストやコマンド部隊の攻撃にさらされて、サバイバルゲーム愛好者よりもへっぴり腰で対峙することになります。



制服の変更で全隊員に行き渡るのに10年かかるそうです。陸自(自衛隊)の調達能力の低さを如実に表しています。これも、入札しないで出入り業者に丸投げしているからなのですが、これもまた「お役所」体質の弊害です。



財務省のように組織の崩壊は、そう遠くないことでしょう。 

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